水のコラム
シャワーのカラン切替が停止しない！故障した際の修理方法を解説
長年シャワーを使用していると、突如「シャワーがお湯から水に切り替わらない」といったトラブルが発生します。しかし、対処の仕方を熟知している方は少ないのではないでしょうか。
本記事では、シャワーのカラン切替が停止しない時の修理方法をお伝えしていきます。
シャワーの不具合の原因と解消方法
シャワーとカラン切替ハンドルが停止しない場合は、切替用バルブが経年の摩耗により不具合を起こしている状態です。
故障理由が摩耗であれ、破損であれ、そのままの状態だと悪化するため使い続けられません。切替用バルブあるいは水栓自体を取り替える必要があります。
シャワーの水が停止しない場合
まず、シャワーの水が停止しない場合です。
シャワーの水が停止しない場合は、複数の理由が考えられます。以下3つの原因と改善法を紹介します。
残留水がある
シャワーのヘッドを上側に向けると水が停止する場合は、シャワーのヘッド内部に水が残っている状況です。シャワーのヘッド内に空気が入り、表面張力で流されずに停止していた水が流れているのです。
シャワーのヘッド内部に水が残留することはトラブルではないので、シャワーのヘッド部分を下側に向けて残った水を出し切れば水は停止します。
切り替え用バルブの不具合
シャワーのヘッドを上側に向けても水が停止しない場合は、切替用バルブが壊れていることがあります。もしくは、バルブ箇所が緩み水をせき止められなくなっている可能性もあります。
バルブを締め直した後も水が停止しない場合は、バルブ箇所が壊れている可能性がありますので、新品のバルブに取り替えた方がよいでしょう。
水栓本体の故障
切替用バルブにも問題がなければ、水栓自体の問題です。その場合はパーツ取り替えによる解消は困難なので、水栓自体の新品取り替えをおすすめします。
シャワーの水が出ない場合
次に、シャワーの水が出ない場合です。
シャワーの水が出ない場合は、いくつか確認事項があります。新しい家の場合だと、水道の元栓や止水栓が閉まっていることがあるので、事前に開けておきます。
栓が空いていても水が出ない時は、内側の詰まりあるいは不具合です。使用年数が経つケースは、内側に汚れが詰まっていることも。一度清掃してみましょう。
清掃をしても改善しない場合は壊れている場合が多いです。切替用バルブもしくは水栓自体の問題かもしれません。また、水は出るがお湯が出ない場合は、給湯器が壊れているかもしれません。
切替用バルブ・水栓自体・給湯器不具合の場合は、業者に依頼して新品への取り替えを検討してください。
湯温が変わらない場合
シャワーの湯温が変わらない場合の要因は複数考えられます。
給湯器の設定温度が低い
湯温は給湯器の設定温度を超える温度にはなりません。設定温度を変えて、適切な温度まで上げてから使ってください。
温度調整ハンドルの不具合
給湯器の設定温度に異常がなくても、シャワーの温度調整ハンドルの表示と実温度に差が生じるケースもあります。温度調整ハンドルの表示に一致するお湯が出せるようにする場合は、事前に自分で調整する必要があります。
水圧が高い
水圧が高いと、給湯器から供給されるお湯よりも水の量が多くなるので、温度調整が困難になります。出てくる水量と湯量が等しくなるように水圧調整します。
切替用バルブの不具合
水圧や温度調整をしても改善しない場合は、切替用バルブの問題が考えられます。新品に取り替えて、また自分に適した温度に調整し直しましょう。
水栓自体の問題
それぞれの調整や切替用バルブの取り替えをしても改善しない場合、水栓自体の問題かもしれません。新品の水栓に取り替えるのが最適でしょう。
ハンドルが空回りする場合
ハンドルが空回りする場合は、内側のパーツが壊れている場合があります。水道のハンドル箇所には、スピンドルやコマといわれるパーツが設置されています。長年使っていると、摩擦による経年の老朽化で、ハンドルが空回りします。新品パーツに取り替えましょう。
以上のように、シャワーやカランの不具合といっても理由や対策法はいろいろです。少しの
清掃や調整で直る場合もありますが、バルブといったパーツや水栓自体の取り替えが必要な例もあります。
パーツや水栓自体の取り替えを自分ですることは困難で、取り替えの時に接続や設定を間違えてしまうこともあるでしょう。そういった失敗を避けるためには、業者に依頼するのが最適です。
シャワーの不具合の修理道具と方法
シャワーの不具合の時に必要な道具は、ドライバー及びモンキーレンチです。取り替え用バルブやスピンドル類、水栓を購入する場合は、家の設備と同じ種類か適合性のある製品でなければ意味がありません。
取り替え品を購入する場合は家で使える製品なのか確かめてから購入しましょう。
シャワーとカランの切り替え用バルブを取り替える手順
切り替え用バルブはメーカーへの注文、もしくはホームセンターでも購入可能です。作業開始前には、止水栓を必ず閉めましょう。
はじめにハンドル部分のキャップを外し、ドライバーを使ってネジをゆるめ、ハンドル箇所を外します。つづいて、水栓とシャワーをつなげているナット箇所を、モンキーレンチで外し、旧切り替え用バルブを外します。
そこに新品の切り替え用バルブを設置したら、再びナットを取り付けて締め直し、ハンドルとハンドルのふたを再設置して終了です。
スピンドル・コマを取り替える手順
ハンドルが空回りする場合は、コマ、スピンドル類を取り替えます。サイズを確かめてから工具専門店などで購入します。バルブ取り替え時と同じく、作業は止水栓を閉めたあと、実施します。
はじめにドライバーでハンドル箇所を取り外します。カバーが付いているハンドルのケースは、カバーを取り外したあと、ハンドルを取り外してください。
ハンドル部分には小さなパーツが数種類あるので、紛失しないように分解し、新品のスピンドルとコマを設置します。最後は分解した時と逆の手順でパーツを戻し終了です。
水栓を取り替える手順
水栓を取り替える時は、メーカーもしくは工具専門店で家の設備との適合性をチェックした上で購入してください。常に止水栓は閉めてから作業を開始しましょう。
排水管と水栓のつなぎ目をモンキーレンチでナットをゆるめながら外します。
脚の箇所と水栓自体の間のパッキンが確実に付いていることを確かめ、新品の水栓を設置してナット箇所を締め直します。最後にパッキンを挟み、シャワーホースを水栓に設置したら終了です。
自分で修理する際の注意点
自分で修理する場合は、はじめにパーツや水栓の購入時に注意する必要があります。家の設備に適したものでないと、新品に取り替えても不具合は改善しません。
品番や規格などをきちんと確かめて購入しましょう。工具専門店で購入する際は、パーツを外して持ちこむと同製品を見つけやすいでしょう。
作業する際は、パーツ整理に注意を払いましょう。シャワーのパーツ類は金具やパッキンなど細かいです。間違えて排水溝内に流してしまわないように作業しましょう。
また、水栓やパーツを強引に取り扱うと、破損の恐れがあります。ちょっとでも不安がある場合、専門業者への依頼をおすすめします。
切換弁の修理は専門業者に依頼
ハンドルの奥付近にある切替弁修理は、古いものだと固まって抜けづらくなっていて、強引に引っ張りあげると危険です。無理な作業は控え、専門の知識を持つ修理業者に依頼するのがベストです。
まとめ
シャワーとカラン切替ハンドルが停止しない場合は、切替用バルブが経年の老朽化により問題を起こすケースがほとんどです。
自分で修理する際は、まず製品の適合性を確かめることを忘れないでください。
名古屋のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「なごや水道職人（名古屋水道職人）」
名古屋市 豊橋市 岡崎市 一宮市 瀬戸市 半田市 春日井市 豊川市 津島市 碧南市 刈谷市 豊田市 安城市 西尾市 蒲郡市 犬山市 常滑市 江南市 小牧市 稲沢市 新城市 東海市 大府市 知多市 知立市 尾張旭市 高浜市 岩倉市 豊明市 日進市 田原市 愛西市 清須市 北名古屋市 弥富市 みよし市 あま市 長久手市 愛知郡 西春日井郡 丹羽郡 海部郡 知多郡 額田郡 北設楽郡
その他の地域の方もご相談ください！
