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水のコラム

トイレの水圧が弱すぎるときの簡単な調整方法を詳しく解説

2020年02月04日 トイレのトラブル

いつものようにトイレの水を流したのに、水圧が弱いなと感じたことはないでしょうか。流したつもりなのにうまく流れないとトイレを使うのにも困ってしまいます。今回はトイレの水が流れづらいときに自分で簡単にできる、水圧の調整方法について解説します。

 

トイレの水圧が弱いと思ったらまずはトイレのつまりを確認

タンク内の水位が正常な場合は、トイレに何か詰まっていることが考えられます。

 

つまりの原因が水に溶けるものであれば、トイレにお湯を流してつまりを解消することができます。この際に注意すべきことは、お湯の温度です。沸騰させたお湯ではなく、40度前後のお湯を用意しましょう。それ以上に熱いお湯を流した場合、陶器性のトイレであれば、ヒビが入ってしまう恐れもあります。

 

なお、お湯を流すときはポンプなどを使ってトイレに溜まっている水を事前に抜いておきましょう。その後お湯を流し、しばらく待って水を流します。これでつまりが解消されていれば、元どおりの水圧で水が流れます。

 

お湯を流す以外にもラバーカップを使って、つまったものを吸い出す方法もトイレのつまり解消に効果的です。ラバーカップを使うときは、トイレの水が飛び散ることがあるので、床や壁を養生しておく方がいいでしょう。

 

ラバーカップは一度使って効果がなかった場合であっても、何度か押し引きすることでつまりが解消されることがあります。

 

ラバーカップの使い方のコツは、押すのではなく引くことです。「ゴボゴボ」という音が鳴る、水がひいていくとなれば、つまりが解消された状態です。ただ、完全につまりが解消されていないケースもあるので、トイレに水を流して、水の流れを確認しましょう。

 

・手順を覚えればご自身でできる!タンク内の部品交換

ご自身でできるトイレの水圧改善方法は、トイレのつまりを解消する方法だけではありません。きちんと手順を覚えれば、トイレタンク内の部品交換による水圧改善が可能です。

 

まずは、トイレタンクを開けてタンク内の水位を確認して、水位が目印よりも低かった場合は浮き玉とフロートバルブを交換しましょう。

 

浮き球とフロートバルブの交換は以下のような手順で進めます。

 

【浮き玉】

*1. 止水栓を止めてタンクの水を抜く

*2. レンチで浮き球を固定しているボールタップを外す

*3. レンチで浮き球をして新しいものと交換

*4. ボールタップを元に戻して止水栓を開きタンクに水を溜める

 

【フロートバルブ】

*1. 止水栓を止めてタンクの水を抜く

*2. レンチでフロートバルブを固定されているナットを緩めて外す

*3. 新しいフロートバルブを取り付けて止水栓を開きタンクに水を溜める

 

 

浮き玉、フロートバルブどちらも交換時には、タンクの水を抜く必要がありますが、その際はメーカーの説明書を見ながら排水レバーを確認してください。

 

また、フロートバルブは新しいものを取り付けた際、鎖の長さをそれまで使っていたフロートバルブと同じ長さにすることを忘れないようにしましょう。

 

 

トイレの水圧が弱くなる原因

トイレの水圧が弱くなる原因としては、トイレのタンク内の部品の劣化か何かがつまってしまったことが考えられます。急に水圧が弱くなってしまうと、何が起きたのか分からず困ってしまうかもしれませんが、まずはトイレタンクを確認して原因を把握しましょう。

 

トイレタンクを確認して、水位が基準よりも下がっているのであれば、部品の交換が必要です。水位が正常なのであれば、トイレの排水管に何かがつまっているということですので、お湯やラバーカップを使って、つまりを解消させましょう。

 

ご自身で調整できないときは業者に相談

トイレの水位が弱くなっている原因が分かったとしても、ご自身で部品を交換できない、つまりを解消できないこともあります。それなのに、無理に部品を交換したりつまりを解消したりすると。さらにトラブルが起きてしまうこともあります。

 

このような場合はすぐに業者に相談しましょう。部品の交換が必要な場合、自分で部品を購入するよりも業者に依頼した方が早くすむこともあります。

 

また水に溶けない何かがつまってしまっている場合、無理に引っ張り出そうとすると、トイレが壊れてしまう可能性もあります。また引っ張ったつもりでも逆に押してしまうと、排水管の奥深くに詰まったものが押し出されてしまい、修理にかかる費用が高くなってしまうことすらあるのです。

 

自分で対処するのが難しいと感じたら、業者に相談してみましょう。お住まいのエリアに対応している業者を探せば、迅速に対応してくれるはずです。

 

トイレタンクを確認して原因を特定しよう

トイレの水圧が弱くなったと感じるのであれば、まずはトイレタンク内を確認して原因を探ってみましょう。原因がわかれば、どのように対処すればいいかがわかります。今回紹介した方法を参考してみてください。

もし、ご自身でやるのは難しいなと感じたのであれば、業者に依頼することをおすすめします。作業前に見積もりを取ることもできますし、場合によっては当日中に修理や交換を行ってくれます。

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