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水のコラム

シンクに熱湯を流すのは絶対NG!その理由や対処法を詳しく紹介

2019年11月29日 水のトラブル


「シンクに熱湯を流してはいけないと聞くけれど、なぜだろう…」
熱湯を流してはいけないという認識がある方も、なぜ熱湯を流してはいけないのか、その理由を知らないことも多いでしょう。
今回は、シンクに熱湯を流してはいけない理由や、シンクに熱湯を流す必要がある場合にしておきたい対策、熱湯を流して配管が故障した場合の対処法をご紹介いたします。

シンクに熱湯を流してはいけない2つの理由

まずはシンクに熱湯を流してはいけない理由をご説明いたします。
シンクそのものは耐熱性があるため、熱湯をかけても問題はありませんが、その下の排水管は熱湯でダメージを受けてしまいます。

・理由1. 排水管の耐熱温度は60〜70℃のため、熱湯を流すと変形してトラブルを招く

一般的に、排水管には塩化ビニル樹脂が使われています。この塩化ビニル樹脂の耐熱温度は60〜70℃とされており、これより高い温度の液体を流してしまうと、樹脂が変形してしまったり、破損してしまうリスクがあるのです。
排水管は、排水トラップといって、S字を横にしたような形になっているものが一般的です。S字の部分に水が溜まるようになっているため、熱湯を流すとそこに熱湯が溜まってしまいます。とくに、S字の排水トラップ部分が破損する可能性は高いです。
また、継目の部分は専用の接着剤を使用していることが多く、接着剤が熱湯により溶けて水漏れしてしまうこともあります。

・理由2. 排水管が変形してしまえば対処しようがない

接着剤が溶けたことによる水漏れであれば、その部分を修理すれば済むのですが、もしも排水管が変形してしまうと、元の状態に戻すことはできません。また、変形以外で破損してしまった場合も、排水管の取り替えが必要です。
こういった事態が起こらないためにも、シンクに熱湯を流すのはやめておきましょう。

シンクに熱湯を流す必要がある場合の対策

熱湯をシンクに流してはいけない理由は前述したとおりです。しかし、どうしても熱湯を流さなければならないときもあります。
その場合の対処法をご紹介いたします。

・熱湯と一緒に水を流す

麺類を茹でた後や、カップヌードルの焼きそばを作ったときは、どうしても熱湯を流さないといけないこともあります。
そんなときは、熱湯と一緒に水を流しましょう。排水管に流れ込む熱湯の温度を下げられます。
排水管に達するまでに熱湯の温度が下がれば、排水管に与えるダメージを軽減できます。また、一緒に水を流すことで、S字の排水トラップの部分に熱湯が溜まるのも避けられるでしょう。

・麺類を茹でて取り出す時にはトングを使うなどして、流す熱湯の量を調整

麺類を茹でたとき、鍋の中身をザルなどにひっくり返すようにして流すと、鍋の中の大量の熱湯が一気に排水管に流れてしまいます。そんな時は、トングなどを使って麺類だけを取り出すようにしましょう。それでも少量の熱湯は流れてしまいますが、大量の熱湯を流すのに比べて、排水管が受けるダメージを大幅に軽減することができます。

熱湯を流してシンクが故障したときの対処法

熱湯を流したことが原因で排水管が故障してしまった場合の対処法も見ていきましょう。

・小さな故障には補修テープなどで対処してから水道修理業者に相談しよう

水漏れやちいさなひび割れは、ご自身で補修テープなどを使って補修できます。
まずは、一時的な対処法として、簡単に補修を行いましょう。
しかし、そのまま放置してはさらなる事態の悪化を招いてしまいかねません。
たとえば、キッチンが水浸しになるなど、大きなトラブルになってしまうことがあります。
大きなトラブルを防ぐためにも、一時的な補修で対処したあとには、水道修理業者に相談しましょう。

・水漏れや変形が起きたら速やかに水道修理業者に相談を
熱湯を流したことで排水管から水漏れが発生したり、変形や破損が起きてしまった場合は、速やかに水道修理業者に相談しましょう。
たいした異変ではないとご自身で判断してそのままにしておくと、激しい水漏れに発展し、大きなトラブルになりかねません。
異変を感じたら速やかに水道業者に相談するようにしてください。

熱湯は基本的にシンクに流さないと覚えておこう

料理をしていればどうしてもシンクに熱湯を流さなければならない場面もあります。
しかし、基本的には、熱湯をシンクに流してはいけないと頭に入れておいてください。
どうしても熱湯を流さなければいけないときは、水を一緒に流すなどして温度を下げるようにしましょう。

もし熱湯を流してしまって、トラブルが起きてしまった場合は、水道修理業者に相談することをおすすめします。名古屋にある地元密着の弊社にご相談いただければ、365日・24時間いつでも対応いたします。

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