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水のコラム

流し台の「つまり」予防のための生ゴミ処理方法を解説

2019年10月01日 つまりのトラブル


台所で起こるトラブルの1つが流し台の「つまり」ではないでしょうか。流し台の水はけが悪くなったり完全につまってしまったりすると、料理にも片付けにも支障が出てしまいます。特に料理をすることが多い女性の方にとっては大きなストレスになることでしょう。料理の際のストレスを少しでも減らすために、なぜ流し台がつまってしまうのか、その原因について考え、どうやってつまりを解消することができるか見ていきましょう。

流し台につまりが多い最大の原因は油

流し台につまりが多い原因は、汚れが溜まりやすい環境・形状をしているからです。流し台の排水管は細く、ちょっと生ごみが溜まっただけでも水が流れにくくなってしまいます。流し台のつまりの大きな原因の一つは油汚れです。排水口に直接油を流している場合はもちろんのこと、きちんと油は拭きとってフライパンや魚焼きグリルを洗っているという場合でも油は徐々に排水口に流れていきます。油が排水口に流れると徐々に排水口内にこびり付いていき、つまりの原因となります。

・小さな生ゴミも流しのつまりの原因
流し台につまりが多い別の原因は小さな生ゴミです。大きな生ごみはゴミ受けカゴで止まりますが、小さな生ゴミはそのままゴミ受けカゴをすり抜けて排水口のほうに流れていってしまうことがあります。ゴミ受けカゴの目が粗い場合にはかなりの量の生ごみがすり抜けていくことでしょう。小さな生ゴミが流れたからといってすぐに流し台がつまることはありませんが、積み重なると急に水が流れなくなってしまう恐れがあるのです。

さらに洗剤・石鹸のカス、スポンジやスプーンなどの食材以外の固形物がつまりの原因になることもあります。このように流し台はつまりのさまざまな原因がある場所なのです。

生ゴミを流さない工夫は

小さな生ゴミがつまりの原因となることを考えると、いかに生ゴミを流さないかが重要になってくることがわかります。ではどうやって小さな生ゴミが流れていくのを防ぐことができるのでしょうか。もっとも簡単な方法は別のところに生ゴミを捨てるというものです。すべての生ゴミを排水口以外のところに捨てれば、食材がつまって水が流れなくなるということがなくなります。いくつかの方法がありますが、新聞紙、牛乳パック、ビニール袋という選択肢があります。新聞を毎日取っている方であれば、新聞で簡単な入れ物を作ってそこにすべての生ゴミを捨てれば流さなくてすみます。

水気の多いものを入れるときにはビニール袋を使って水が漏れないように注意しましょう。低コストで生ゴミを処理できるのでとても便利です。さらに紙パックの牛乳や野菜ジュースをよく飲む方であれば、飲み終わった後の紙パックを使って生ゴミを処理することも可能です。

・紙パックなら水漏れの心配が少ない
特に紙パックの場合には水漏れを心配する必要がなく、口を折り曲げておけば嫌なにおいが出るのも防げます。さらに料理の度にビニール袋を用意して、そこに生ゴミを捨てる方法もあります。細かい生ゴミは専用の茶漉しなどを使って流れていかないようにするとよいでしょう。もちろん排水口ネットを使って生ゴミを処理することもできます。放置しておくと不衛生ですが、毎日処分すれば清潔な状態を保てます。多少お金をかけても構わないという方はディスポーザーや生ごみ処理機を購入して快適に処理するという方法もあります。

たまには排水口を掃除する

生ゴミを流さない工夫に加えて、排水口の掃除も流し台のつまりを解消するのに役立ちます。排水口の掃除は、下水のにおいが上がってこないように設置されている排水トラップを外して行うのがベストです。塩素系台所用漂白剤を使えば面倒くさがりの方でも簡単に排水口を掃除することができます。さらにすでに水が流れにくくなっていたり、つまっていたりする場合にはパイプクリーナーを使って排水管をきれいにしておくとよいでしょう。

・時間をかけてもよいなら重曹とお酢の活用がお勧め
もう少し時間をかけてもよいという方の場合には、重曹とお酢を使った掃除方法がお勧めです。まず重曹を排水口にまき、その後にお酢をまきます。すると炭酸ガスが発生して排水管の油汚れを分解して落としてくれるのです。可能であれば1時間ほどつけ置きするとより効果が高まります。どの方法であっても、お湯を使って掃除をすると油汚れなどを効果的に落とすことができます。週に一回排水口を掃除すればつまりを予防することが可能ですが、ぬめりなどが気になる方は週2回もしくは3回ほど掃除すると、いつでも気持ちよく流し台を使えるのです。

流し台のつまりは予防と対策を同時に行う

流し台のつまりを防ぐためには予防と対策の両方が必要になります。小さな生ゴミが流れていかないように、別の場所に捨てるよう心がけましょう。油もできるだけ流れていかないように処理することが重要です。こうした予防に加えて、定期的に薬剤や重曹を使って掃除をしていれば、流し台のつまりを防ぐことができるのです。毎日のちょっとした心がけで、いつでも快適に料理や片付けができます。

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