水のコラム
「キッチンリフォームには何日かかる?」必要な期間や、短くするコツを解説!
自分好みの設計にしたり、使い勝手を優先して料理が捗る設計にしたりと、キッチンリフォームは、さまざまな夢が膨らみますよね。
しかし、キッチンリフォームは大掛かりで時間がかかりそうとイメージする方も多くいます。
今回は、そんな気になるキッチンリフォームの期間や、期間を短くするコツをご紹介します。
キッチンリフォームにかかる日数とは?
キッチンリフォームに必要な期間は、大きく分けて3つのパターンに分けられます。
■キッチンを入れ替える場合
まず、キッチンのみを交換した場合です。デザインや場所を変えるわけではないので、比較的気軽に行えます。リフォーム期間としては、1日から3日と考えておくとよいでしょう。
この場合、主なリフォーム内容は、水道工事をはじめ、電気工事と大工工事が必要となります。水道工事をしている間だけは水が止まることもありますが、さほど長い期間はかからないため、大きな支障はないでしょう。
■内装変更を伴うリフォーム
2つ目は、内装を伴うリフォームです。
これは、キッチン交換を含めて周辺のデザイン変更を伴うリフォームとなるので、キッチンの交換だけよりも長く、約1週間がかかると考えておくとよいでしょう。
工事に入る際と工事が完了した際には、周辺家電の移動が必要となります。そのための時間も想定しておきましょう。
■レイアウト変更を伴うリフォーム
レイアウトの変更、つまりキッチン自体の場所や構造を変更するリフォームになるので、キッチンのみやデザインの変更を含めたリフォームよりも、施工期間がずっと長くなります。
オープンカウンターやアイランドキッチンなどに変更するなど、水栓の移動が必要となる場合には2週間~1か月半程度を見ておくとよいでしょう。
キッチンリフォームの工期を短縮するテクニック
キッチンのリフォーム工事は理想のキッチンに近づけるための過程とはいえ、なるべく早く終わって欲しいもの。
キッチンリフォームの工期を短縮するテクニックを知っておきましょう。
■繁忙期を避ける
まず、繁忙期や週末など、混雑が予想されるタイミングを避けることです。
リフォームの依頼が多くなるタイミングでは、ほかのリフォームも平行して行う可能性があり、一気に作業してもらえないこともあります。
とくに新生活が始まる春先は、過密スケジュールで工期が延びることも。できるだけ混雑する時期は避けて、依頼が少ない時期を選ぶとよいでしょう。また、土日・祝日に対応している業者であれば、どうしても土日・祝日に依頼が集中しやすくなります。できるだけ平日を選ぶことで、混雑を避けられるでしょう。
また、過ごし方の面でも週末は家族が家にいることが多く、そのうえ工事を行っていれば過ごしにくく感じやすいでしょう。
■整理整頓しておく
キッチン周辺を整理整頓し、いらないものを撤去しておくことも、工期の短縮につながります。リフォームを始めるには、まず既存のキッチンの撤去や新しいキッチンの搬入を行うことになります。
また、リフォーム業者が使用する機器・工具などもスペースをとるため、キッチン周辺に物が散乱していると作業の邪魔になってしまい、スムーズに取り掛かることができないことも。
■天候の穏やかな時期に依頼する
キッチンリフォームは室内で行うため、天候の影響を直接受けるわけではありません。しかし、台風などの悪天候の際には設備や資材の取り寄せが遅くなったり、道が混雑してリフォーム業者の到着が遅くなったりすることも考えられるでしょう。
台風や積雪などが多い時期はできるだけ避けてスケジュールを組むことをおすすめします。
キッチンリフォームで付けられる最新機能
ここで、キッチンリフォームで付けられる最新機能にはどんなものがあるのかを見ていきましょう。
■スライド式収納スペース
従来のキッチンにも収納スペースはあったものの、扉式で開けた瞬間に物が崩れ落ちてきたり、高さが足りず薄い物しか収納できないという欠点がありました。スライド式収納は物が倒れにくく、大きなスペースを確保できます。
しゃがんだり奥に手を伸ばしたりして取り出す必要がなくなるほか、食器棚が要らなくなり、省スペース化も期待できます。
■自動清掃機能付きの換気扇
最近では、自動でフィルターを掃除してくれる機能が備わっている換気扇が登場しています。
掃除の手間が省けるうえ、ニオイも気にならなくなるのです。
「換気扇の掃除をついつい先延ばしにしてしまう」「いつも臭いが気になる」といった場合には、清掃機能付きの換気扇を取り入れるのもおすすめです。
■食洗機
食器洗浄乾燥機があると、食器を洗う時間が大幅に短縮できます。
共働きで忙しいご家庭でも、食洗器を導入すれば食器洗いをしていた時間を家族の時間に充てることができますよ。
熱いお湯が使用でき洗浄力を高めているタイプや、ビルトイン(引き出しへの備え付け)タイプなどさまざまなタイプが登場しています。
■センサー式の水栓
そして衛生面でも最新機能が備わっています。コロナ禍において、非接触型の蛇口が急速に流行り始めています。公共のトイレでも見かけますが、センサーで止水をコントロールできる機能です。水回りを衛生的にキレイに保てるほか、手を泡で擦っている間は止めておくことができるという、節水効果が期待できるのです。
このように、省スペースや省エネで時短に料理が行え、なおかつ衛生的にも優れているので、子どもが多い家庭や、これまで調理に多くの時間を割いてしまっていた方にもおすすめの、画期的な最新機能をキッチンリフォームでは実現できます。
キッチンリフォームを行う際の注意点
キッチンリフォームを行う際にはいくつか注意したいポイントがあります。
■理想と予算のバランスをとろう
キッチンリフォームを検討し 始めてから、素敵なキッチンの写真を見たり人の意見を聞いたりすることで、どんどん理想が高くなってしまうことがあります。
要望が多くなればそれにともなってコストも上がってしまうもの。理想のイメージができるのは素敵ですが、現実として次のうちどこに当てはまるかをチェックし「予算を大幅に超えてしまうリフォーム」に該当するなら、よほどの理由がない限り思いとどまりましょう。
・予算に無理なく実施できるリフォーム
・他のリフォーム箇所を削れば予算を超えずに実施できるリフォーム
・予算を大幅に超えてしまうリフォーム
リフォーム計画を立てている際には、ついつい夢が膨らみ「あれもこれも」となってしまいやすいものです。一度冷静になって、予算内に収めるようにしましょう。
■本当に使う設備か、よく考えよう
「必要だと思って付けたけど、思ったより使わなかった」というケースは多くあります。多くの人にとって使いやすい設備でも、生活スタイルによっては不要なこともあるのです。
新しい設備を導入する際には数年先を見据えて「便利」「欠かせない」と思えるかどうか考えてみましょう。
■生活動線に不便がないか、考えてみよう
設備を組み込んだり設置したりして配置が変わると、生活動線が悪くなることもあります。
家事の際の動きや帰宅してからの動きをシミュレーションし、家事動線・生活動線が適切かどうかチェックしましょう。
■小さいキッチンにすると隙間ができてしまう
既存のキッチンよりも小さいサイズのキッチンを入れると、埋まっていた部分が空き、半端な隙間ができてしまうことがあります。
小さいキッチンを入れる場合には、空いた隙間を有効活用できないか考えてみましょう。デッドスペースができてしまうようなら、せっかくリフォームしても空間を活用できていないことになってしまいます。
まとめ
今回は、キッチンリフォームにかかる日数とリフォームの日数を短縮するコツ、リフォームの際の注意点などを解説しました。毎日使うキッチンですから、使いやすいよう工夫を重ねていきたいですね。記事を参考として、リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
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