水のコラム
キッチンの水道パッキンを交換する際にかかる費用の目安とは?
使用していないのに、蛇口から勝手に水が漏れ出てしまうことはありませんか?そんなときは、水道パッキンに問題があるかもしれません。
水道パッキンを交換するタイミングは、寿命が来て交換もあれば、劣化が原因で寿命よりも早めに交換しなければいけないときもあります。
そこで、水道パッキンの適した交換するタイミングや、交換する際にかかる費用、自力で交換するときの交換方法をご紹介します。
キッチンの水道パッキンを交換するべきタイミングとは?
キッチンの水道パッキンの寿命は、通常10年程度と言われています。
しかし、毎日のように使用していれば早く劣化してしまい、10年と経たずに交換しなければいけないこともあります。
水道パッキンはゴム製の製品で、配管の接続部分にも使用されています。パッキンは、いずれ取り替えが必要な消耗品なのです。
水流の影響で消耗しやすく、水圧が原因で曲がったり変形したりと原形をとどめなくなる場合があります。すると、金属部分やプラスチックとの間に隙間ができ、水漏れなどのトラブルが起こってしまいます。
例え使用してからまだ年数が5、6年ほどしか経っていなくても、パッキンは劣化します。以下では、パッキン劣化のサイン4点をご紹介します。1点でも当てはまれば、できるだけ早くパッキンを交換しましょう。
■ハンドルが固い
蛇口のレバーハンドルが固くて回らなかったり、がたついたりしているときは、パッキンの劣化を疑いましょう。もし蛇口が錆びている場合は、蛇口自体の交換が必要になります。
また、ミネラルの白い結晶が溜まっている場合もあります。そんなときは結晶をキレイに取り除き、一旦ハンドルを戻して正常に動くがどうか確かめてください。ミネラルの結晶を取り除いて動きがスムーズになったなら問題ありません。
それでも動きが固いときはパッキン劣化のサインです。早急に交換しましょう。
■ハンドルをひねると異音がする
ハンドルをひねって水を出そうとすると「キーン」という異音が聞こえる場合はパッキン劣化のサインです。
蛇口の吐水口に取り付けられている「コマパッキン」のゴム部分の劣化が考えられます。これは長く放置していると、やがて水漏れを起こす恐れがありますから、異音に気づいたらすぐに取り替えましょう。
■蛇口が閉まった状態で水が漏れる
蛇口を閉めているのに、吐水口から水が漏れているときもパッキン劣化のサインです。
コマパッキンの劣化が進んでしまい水道管との隙間が広がり、水をせき止められなくなっている状態です。そのまま放置していると、水漏れはどんどん悪化していきます。早急にパッキンを交換しましょう。
■パイプの根元から水が漏れる
パイプの根元から水が漏れている場合も、パッキン劣化のサインです。
水道管とパイプのつなぎに取り付けられている「Uパッキン」が劣化しているのが原因です。放置していると悪化するので、急ぎパッキンを交換しましょう。
キッチンの水道パッキンを交換する際にかかる費用の目安
キッチンの水道パッキンを交換する際にかかる費用は、自力で交換するか業者に依頼するかで価格がかなり変わってきます。
ここでは、それぞれかかる費用を説明します。
■自分で交換する際にかかる費用
自分で交換する場合には、かかる費用は部品代のみ。水道業者に依頼するのに比べて、かなりの節約が可能です。費用は150~200円程度と、少額で済みます。
ただし、作業するにはモンキーレンチやウォーターポンプフライヤーなどといった工具が必要となります。ホームセンターに行けば購入できますが、これだけでも費用がおよそ1,000~3,000円程度かかってくるので注意です。
作業するための工具が揃っている状態であれば、費用は数百円で済みます。
ただし、取り付けが甘ければ水漏れの原因になってしまうため、作業するときは細心の注意を払いましょう。
■業者に依頼する際にかかる費用
業者に依頼をすると、部品代に加えて作業代と出張費がかかります。費用は業者によって変わってきますが、相場は5,000~1万円程度になります。
蛇口の種類によっては相場よりも費用がかかってしまう可能性がありますので、前もって見積もりをするのをおすすめします。
自力で交換するよりも業者に依頼する方が、費用はかかってしまいます。しかし、工具を持っていない状況なら、わざわざ購入する必要がないので手間が減ります。
また、プロに任せるため水漏れを危惧しないで済むのは大きなメリットです。作業に自信がないのであれば、初めから業者に依頼するのも手です。
キッチンの水道パッキンの種類ごとの交換方法
それではここで、キッチンの水道パッキンを自分で交換する方法をご紹介します。
交換方法ですが、水道パッキンは種類ごとに異なります。間違えのないように、注意して交換しましょう。
■交換する前の準備
水道パッキンの交換に入る前に、最低限必要な工具を用意しましょう。
必要不可欠な工具が、モンキーレンチとドライバーセットです。ウォーターポンプフライヤーも用意しておいた方が便利です。工具はホームセンターで揃います。
また、パッキンを新しいものに交換するには、同じメーカーのものを用意する必要があります。前もって、水栓のメーカーへ問い合わせておきましょう。
■パッキンの種類
パッキンには5種類あります。
・平べったくリング型をした、平パッキン
・輪の形をした、Oリング
・Oリングと似た形状で、表面が台形状になった三角パッキン
・表面に溝が掘られたUパッキン
・蛇口内のコマと結合するコマパッキン
新しいパッキンを用意するときには、事前にどのパッキンなのか確認しておきましょう。
■単水栓のパッキン交換方法
単水栓は、水栓の中で最もシンプルな作りです。
1つの蛇口から水とお湯のどちらからしか出ないようになっています。
単水栓の場合、モンキーレンチでナットの緩みを調整すれば水漏れが改善することがあります。もし改善しなければ、次の作業に入ってください。
まず、ウォーターポンプフライヤーでナットを緩め、ハンドルを外します。そこからパッキンを取り出してください。取り出したら、新しいパッキンを取り付けます。最後にナットで締めれば完了です。
■シングルレバー混合栓のパッキン交換方法
シングルレバー混合栓は、ハンドルを動かすだけで水温や量を調節できます。
まず、ドライバーでネジを外し、レバーや蛇口を外します。
次にモンキーレンチで蛇口の部品を外し、パッキンを新しいものに交換します。蛇口の部品を元に戻してレバーと蛇口を取り付ければ完了です。
シングルレバー混合栓の場合はパッキンが2つあるので、両方とも交換しましょう。
■ハンドル混合水栓のパッキン交換方法
ハンドル混合栓は、1つの蛇口に対して水とお湯、2つのハンドルがあるものです。ハンドルの付け根から水漏れするとき、パッキンの交換が必要となります。
まず、マイナスドライバーを使ってハンドルキャップを外しましょう。次にハンドル中央のネジをプラスドライバーで取り外し、ハンドルを外します。パッキンを新しいものに交換したら、カバーナット、ハンドル、カラービスを元に戻して完了です。
ハンドル混合栓には、三角パッキンやコマパッキンが付いています。パッキンの種類をあらかじめ確認しておき、間違えないようにしましょう。パッキンの交換が終わったら、蛇口を開けて水漏れがしていないかどうかの確認も忘れずに行いましょう。
まとめ
自力でパッキンを交換できた方が、費用をかなり抑えることができます。しかし、部品を誤って紛失してしまったり、水道のパーツを破損したりする恐れがあります。仮に無事に修理が完了しても、取り付け方に問題があれば、不具合を発生させてしまう可能性があります。
そのため、水道パッキンの交換は慎重さが不可欠になります。自分で作業することが不安な場合は、無理せずに業者に依頼をしましょう。
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