水のコラム
散水栓の水漏れを防止するには?対処法も解説
玄関や駐車場、公園などでよく目にする散水栓。屋外に設置されている散水栓は、衝撃が加わることで簡単に故障してしまいます。また、水漏れを引き起こしてしまうと、近隣住民に迷惑がかかったり、水道料金が高額になってしまいます。
大きなトラブルが発生して被害が拡大する前に、素早い対応が必要です。では、散水栓の水漏れの防止策や対処法には何があるのでしょうか?
今回は、散水栓の水漏れを防止する方法や対処法について解説します。
散水栓と立水栓の違いとは?仕組みを解説
一戸建ての住宅の水栓のパターンとして、主に散水栓と立水栓の2種類があります。
どちらも屋外に設置されているものの、この2種類はまったく同じものなのか、違いはあるのかなど、疑問に感じる人も少なくないでしょう。
散水栓と立水栓の見分け方は、その設置方法に違いがあります。散水栓は、地面のボックスの中に水栓が埋まっている形で、そこから水を出す仕組みです。敷地がそこまで広くない家庭でよく見られるのが、この散水栓です。場所を取らずに設置できるのも特徴です。
立水栓は、地面に縦長の柱が設置され、その柱に蛇口がついているものです。敷地が広い家庭でよく見られるのが、この立水栓です。
一般的な使用方法はどちらの水栓も、この蛇口にホースを取り付けて水をまくという使い方がほとんどです。
散水栓が水漏れしやすい理由
この2種類の水栓のうち、散水栓は水漏れを起こしやすいといわれています。散水栓が水漏れを引き起こしやすい理由はいくつかありますが、主にパッキンの劣化や本体のトラブル、配管によるトラブルになります。
では、具体的にどのような流れで水漏れが発生するのでしょうか?
ここでは、散水栓が水漏れしやすい理由を原因別に解説します。
散水栓の本体が原因
散水栓は地面に埋まっているため、日頃から衝撃が加わることはあまりないですが、車で踏んでしまったり、地震が発生し、揺れによる衝撃が加わることで水漏れが発生しやすくなります。地面に埋まっているので、衝撃が加わって水漏れを引き起こしていることに気づきにくく、放置してしまうことも少なくありません。
軽度な水漏れであれば、パッキンの交換などで解決する場合がほとんどですが、再び水漏れを発生させないためにも、散水栓全体をよく確認しましょう。
衝撃の大きさによっては、水栓本体にひび割れが発生して水漏れを引き起こしているケースがあります。その場合、水栓本体を交換する必要があります。
また、本体が凍結することで内部の水が凍ってしまい、本体や配管を損傷させてしまうケースがあります。凍結による破損は、寒い時期や土地で起きやすいトラブルです。凍結によるトラブルは、凍結が溶けないと修理ができないため注意しましょう。
パッキンの劣化が原因
散水栓のみならず、立水栓にも取り付けられているパッキン。蛇口の先端やハンドルの付け根、パイプの付け根から水漏れが発生している場合には、このパッキンの劣化が考えられます。また、この水漏れが発生している場所によって、パッキンの種類が異なります。
蛇口からの水漏れの場合はコマパッキン、ハンドルの付け根から水漏れが発生している場合は三角パッキン、パイプの付け根から水漏れが発生している場合はUパッキンになります。
水漏れのトラブル箇所によって、必要なパッキンが異なるため注意が必要です。パッキンの交換だけで水漏れが解決できそうな場合は、自力での交換も可能なので、必要な道具や手順を確認してチャレンジしてみるのもよいでしょう。
配管のトラブルが原因
散水栓本体に衝撃が加わることで、本体が故障してしまうケースがありますが、この衝撃によって、地中の配管が損傷して水漏れを引き起こしている可能性があります。
地中に埋められている配管は、日頃目にする機会が少ないため、水漏れを引き起こしていても気づくことができません。
配管付近が常に濡れていたり、水道代が急激に上がってしまった場合は、配管の点検や修理を検討しましょう。
配管が破損している場合は、交換が必要になるので、業者に依頼して修理をしてもらうこととなります。水漏れを放置させないためにも、地震が発生した後などは、念のため点検をしておくとよいでしょう。
散水栓からの水漏れを防止する方法
散水栓は、ほかの水栓と比べて水漏れが発生しやすいので、日頃からなるべく予防しておく必要があります。散水栓の水漏れを事前に防止するには、まず具体的に水漏れが発生しやすい原因を押さえて防止することがポイントです。
散水栓の水漏れで起こりやすいケースとして、雨や雪などの天候の変化によるパッキンなどのパーツの劣化、内部の水が凍ってしまい蛇口を損傷させてしまうケース、使用時や使用後に、蛇口に接続されたホースを強く引っ張ることで、蛇口に負荷がかかって損傷させてしまうケースがあります。
このような水漏れの要因に対して、散水栓の水漏れを防止できます。まず、日頃の使い方を見直すということです。蛇口や配管は衝撃に敏感なため、余計な負荷がかかってしまうと、簡単に損傷してしまいます。そのため、日頃から丁寧な使い方を徹底することで損傷を防止できます。
とくにホースを接続する際、サイズが合わないホースを無理矢理ねじ込んで接続させたり、ホースの長さが足りない時に無理に引っ張ること、使用後に力任せに引き抜くなどの使い方は、蛇口や配管の寿命を縮めてしまうので、気をつけなければいけません。
雨や凍結に対する防止策も心がけましょう。寒冷地や凍りやすい土地は、保温材を取り付けたり、カバーを使用することで、雨や凍結から予防できる効果があります。また、水道料金をチェックしておくことで、異常が確認しやすくなります。こまめに確認しておくことがポイントです。
散水栓の水漏れは応急処置が可能
散水栓の水漏れで大切になるのが、応急処置です。自分が応急処置で対処できる場合のポイントは、原因を目で見て確認でき、修理方法も比較的簡単な場合です。
散水栓の水漏れのトラブルを発見しても、業者に依頼をする際には、連絡から到着までの時間がかかってしまい、その間に被害が拡大してしまう恐れがあります。
まず、簡単にできる応急処置として行っておきたいのは、水道の水栓を閉めることです。水道の水栓を閉めることで、家中の水がストップしてしまいますが、一時的に水漏れを対処することが可能です。
水道の水栓を閉めてから散水栓の周りを確認し、もし蛇口の不良やパッキンの劣化が確認できた場合は、自力で修理できます。ただし気をつけたいのは、水漏れに対するスピーディーな対応が必要であるがゆえに、焦って手順がわからず対処してしまうことです。
なんとかして自分で対処したいからといって、時間をかけて修理方法を調べていると、どんどん水漏れの被害が進んでしまうので注意しましょう。また、原因がはっきりしていないのにもかかわらず、蛇口を分解して独断でパーツを交換することなど、具体的な対処方法がわからずに、自分で修理することは控えましょう。
このように、修理方法に多くの時間を費やしたり、必要なパーツがわからないまま蛇口を分解してしまうと、多くの時間や労力がかかってしまう上、結果的にトラブルが拡大してしまう恐れがあるので、応急処置を行う際には、迅速な判断と対応を心がけましょう。
まとめ
この記事では、散水栓の水漏れを防止する方法や対処法について解説しました。
散水栓は、家の中の蛇口と違い、使用頻度も点検頻度も少ない場所です。そのため、ひび割れや水漏れに気づきにくい場所でもあります。しかし、早い段階で水漏れを発見できたり、水漏れの原因が把握できれば、素早い対処が可能です。
また、自力での修理で済む可能性も高くなるので、状況に応じて素早い判断と対処ができるように意識しておきましょう。
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