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水のコラム

キッチンの壁紙の種類や選び方

2021年12月06日 キッチンの掃除

近頃キッチンの壁紙をこだわる方も増えてきました。リフォームされる方、新築物件のオプションや注文住宅で取り入れる方などさまざまです。

業者に頼むこともできますが、DIYとして簡単に壁紙を張り替えることもできます。本記事では壁紙の種類や壁紙を選ぶ時のポイント、業者に頼むときの費用相場と流れをまとめました。

キッチンの壁紙の種類

壁紙には「のりが付いていないタイプ」「のりが付いているタイプ」「再湿壁紙タイプ」の3種類があります。それぞれの特徴を見てみましょう。

■のりが付いていないタイプ
壁紙の裏に「のりが付いていないタイプ」は、貼りたい部分にだけのりをつけて張っていくことができます。のりの乾きを気にすることなく、じっくりと時間をかけて作業を進めることができます。

のり付きの壁紙に比べると破れやすい欠点があるので、費用はのり付きより安く抑えられますが、2人以上での作業をおすすめします。賃貸であっても、あとから剥がして元に戻すことができます。

■のりが付いているタイプ
裏に「のりが付いているタイプ」は、セロハンを剥がしながら壁に貼っていきます。のりが乾くまでは貼り直しができるので、初心者や一人での作業に適しています。

壁紙の裏面にはマス目があるため切りやすく、貼りなおすこともできますが粘着力は若干弱いです。壁の下部などに貼りたい場合におすすめします。

■再湿壁紙タイプ
「再湿壁紙タイプ」は、切手のように水で濡らして貼るものです。スポンジに水を含ませて貼るといいでしょう。軽くて安価なので、おすすめです。

■素材について
壁紙の素材は主に「ビニールクロス」「紙クロス」「布クロス」があります。

「ビニールクロス」は掃除が簡単でデザイン性だけではなく機能性にも優れています。またリーズナブルなので最も多く使用されています。

「紙クロス」はビニールクロスより高価になりますが洋紙と和紙があり、デザインにこだわりがある人や塩ビによるアレルギーが気になる人におすすめです。

「布クロス」は耐久性が高い分、費用もかさむ上にメンテナンスにも手間がかかります。しかし擦れなどにつよいため、耐久性は抜群です。

他にも合成樹脂を主原料とした「オレフィン壁紙」などがあります。

キッチンの壁紙を選ぶ上で意識するべきポイント

キッチンの水廻りの壁紙は、水や汚れに強く手入れがしやすいビニール壁紙が最適です。消臭や抗菌効果のあるものを選ぶと清潔感が増します。火を扱う場所の近くには必ず耐火効果のある壁紙か確認して下さい。

台所には食器棚や冷蔵庫などの大きいものが多いので見える面積が少なくなり、自分でも壁紙を張り替えやすいです。そしてキッチンの扉と同系色を選ぶと雰囲気がまとまります。対面式キッチンだと、リビングと同じ系統の色を使うことで空間を広く見せることができます。

柄のある壁紙は、一部分にアクセントとして貼ればおしゃれに仕上がります。初心者なので広範囲に貼るのが不安だったり、賃貸だったりする場合はカッティングシートを使った扉のリフォームがおすすめです。それだけでも雰囲気が格段と変わります。

汚れや傷などが気になるところには、ウォールステッカーが適しています。ウォールステッカーを張ってデコレーションすれば、一気に一味違うキッチンを演出できます。安価な上にデザインも豊富で、貼りたい箇所をきれいにして簡単に貼ることができます。

キッチンが狭く感じている場合は、壁一面だけ色を変えるだけでメリハリがつきます。キッチンにあるものとのバランスを考えて、落ち着いた色味のものを選ぶと良いでしょう。

小さなサンプルで見ると実際とは印象が変わる場合があるので、ショールームなどで同じ大きさのサンプルを見るとよいでしょう。

キッチンの壁紙リフォームの費用相場と大まかな流れ

業者に依頼する場合の相場は次の通りです6帖の部屋にビニールクロスを貼り付けると壁紙代、工事費、そして既存壁紙の処分代などを含んで4~6万円ほどかかります。短時間できれいな仕上がりになるのはもちろん、失敗やゴミ捨て、掃除などの心配をする必要がないのが魅力です。しかし自分で張り替えるよりは高額になるので見積もりを取り、納得した上で依頼しましょう。

張替えの流れはまずヒアリングをして現状確認、そして採寸等などの現地調査を行ない、見積もりを作成してもらいます。価格に納得すればそこで契約となります。壁紙のカタログをもらったり、選び方のアドバイスも受けられたりします。工期は早いもので半日から2日くらいでしょう。また家具移動も費用に入っているのか、事前に業者へ確認しておきましょう。

見積もりの出し方によって、トラブルの元になるので業者選びも大事なポイントです。2社以上は見積もりを取って見比べ、信頼できる業者に依頼しましょう。

ちなみに自分で壁紙の貼り替えをすると、費用を抑えることができます。壁紙はホームセンターや通販サイト等で購入することができます。1mあたり生のり付きで約250~600円、のり付きで約120~400円です。6帖の部屋にのり付きビニールクロスを貼る場合、道具代込みで1~2万円、のりなしで5,000円ほどです。

紙クロスはビニールクロスに比べて薄いので、下地処理が必要になる可能性が高いです。パテ等の下地処理に必要な費用をプラスすると、ビニールクロスより高価な2~3万円程でしょう。布クロスなどはさらに高く、施工の難しさから考えると業者に頼んだ方がいいかもしれません。

まとめ

近頃のキッチンは壁の一面が違う色だったり、一部分にアクセントとして柄を入れたりおしゃれなものが増えています。壁紙は種類によっては1人でも作業がしやすいものもあり、試してみる価値はあるでしょう。

また、工事費や既存壁紙の処分代などもかかりますが、業者に依頼するのも一つの手です。たしかな技術をもったプロですから、自分で貼り替えを行うのが不安な方や難しい方は、ぜひ依頼してみてはいかがでしょうか。

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