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水のコラム

トイレや洗濯機を使うと一度にいくらかかる?名古屋市の水道料金の基準を紹介

2023年09月04日 その他


普段、トイレや洗濯機を使用していて一度使うたびにいくらかかっているのか考えたことはありますか?

ほとんどの人が把握していないと答えるのではないでしょうか。

そこで今回は、トイレや洗濯機を使うと一度にいくらかかるのか、名古屋市の水道料金の基準を紹介しながら解説していきます。

名古屋市の水道料金の計算法

名古屋市の上水道料金は、使い道(水道使用目的)と口径のサイズ(パイプ箇所の太さ)によって決められる基本費用と、実際の水道を使った量によって算出される従量料金の両方を合算することで計算されます。

加えて、下水道の使用料も上水道の使用料に合わせて請求されます。下水道も上水道と同様に、使い道によって定められる基本料と実際の水道を使った分量によってプラスされる従量料金制の両方を合わせて計算されます。

基本料

家庭用の使用料金と比較して業務における使用料金の方が基本料は高めに設定されており、口径サイズが大きくなるほど基本料は高まります。

・13Aパイプの場合は、1375円

・20Aパイプの場合は、2354円

・25Aパイプの場合は、3432円

以上のようになっています。

計算する上では口径サイズが小さい分、多く水を使用する一般家庭でも水道料は低くなりますが、口径サイズが小さい場合、水を供給する力が弱まります。

仮に1人暮らし専用の賃貸で頻繁に使用されている13Aのパイプだと、1〜2箇所なら大丈夫ですが、4箇所同時のタイミングでは水は出せないと考えた方がいいでしょう。

20Aのパイプの基本料が高いことを理由にして、口径サイズをランク下げしたい人もいるようですが、通常は物件に初期からつく量水器がその物件に適した口径サイズに設定されています。なので、変えない方が無難でしょう。

下水道の基本料

普通の家庭の下水道基本料は、1232円です。口径サイズによる違いはないでしょう。

一般家庭で使用する水は何リットルか

通常一人暮らしでもっとも水を使用するところは、浴室と考えていいでしょう。日常浴槽にお湯を張って入浴するのかにもよりますが、一人暮らし用のやや小さいサイズの浴槽であっても、一回溜めるために160リットルくらいが必要となります。

これとは別にシャワーを使用すれば、60秒ごとに7〜10リットルくらいの水を使っていることになるでしょう。

浴槽にお湯を張らずにシャワーのみの場合でも、10分間シャワーを使用すると100リットルくらいは使っている計算になりますね。

シェアして暮らしている場合、仮に2人暮らしでシャワーのみの人は、もしかすると浴槽に張る場合よりも無駄に水を使用している場合もあるでしょう。

どうにかして節水の対策をしたい方は、シャワー使用にするかどうかも一回検討してみた方がいいです。浴槽サイズがやや小さい種類(160リットル程度の容量)として、60日間で9600リットル、シャワーを5分ずつ使ったと想定すると、60日間で2400リットルの水道利用になります。

これらを全て足すと12000リットルです。基本料で使える12立方メートルは、浴室だけで使いきってしまう計算になるでしょう。

洗濯機の場合

洗濯を毎日するかにより、まったく結果が変わってくるでしょう。また、洗濯機の種類によって、使用量も変動してきます。

ちなみに、洗濯機で洗濯開始する際に「30L」と表示されたとしても30リットルの分量で洗濯してくれるわけではないです。

一回の洗濯で何回洗濯するのか、すすぎを何回するのかによって変わってきますが、洗い1回、すすぎ2回の場合、シンプルに30リットル×3回=90リットル程度使用する計算になるでしょう。

毎日浴室に入る人は多いですが、毎日洗濯機を回す人は少ないかと思います。家族構成が多いと1回に数回も回しますし、浴室よりも使う家庭もあるかもしれません。

毎回洗濯すれば、2ヶ月間で5400リットルの水を使う計算になります。浴室で基本料を使い切るとすると、5.4立方メートルなので、超過分の料金は56円程度です。

トイレの場合

トイレの種類によりますが、普通トイレを大側で流した場合、10リットルで、小側で6リットル程度と考えておくといいでしょう。

また何回行くかも関わってきます。浴室や洗濯とは異なり、出先でも使用する分には、当然自宅に請求が来ないです。

1人暮らしだと、そこまで使用しない家もあるかと思います。1人ごとに毎日25リットル×2ヶ月=1500リットル程度を想定するとスムーズに計算できるのではないでしょうか。

20立方メートルより下を超えた分だと、費用は2ヶ月間で16円程度です。大側に1回流すとき(10Lごと)の水道料金は、0.0011円となります。

ただ、同居人がたくさんいるケースなど、21立方メートルを超えるときの超過分で考えると大側で1回流したとき(10Lごと)の水道料は0.0287円(上・下水道を超過した分量)となります。

同居人がたくさんいるほど使用量が増えるところになるので、節水型のトイレへの取り替えを考えるときは「何年くらいで原資が返せるのか?」を考えるのがいいでしょう。
数万円かけて節水型に変えても、家族4人くらいでは数万円も削減できないのです。節水する意識は大事ですが、壊れていたり水漏れを起こしたりしているわけではないのに、節水対策のためだけに数万円かける商品を売るのはあまり賢明ではないでしょう。

洗面台・キッチンの場合

自宅で料理するかどうかによって変わってくるでしょう。契約した口径サイズにもよりますが、13Aパイプで60秒間水を出し続けた場合、大体10L〜12L程度です。20Aパイプの場合16L~20L程度の水が60秒間カランから出されます。

ありがちな例としては、歯磨き中に水を出しっぱなしにすると勿体ないでしょう。多くの場合、歯磨きは60秒程度では終わらないでしょう。

5分間程度磨いた場合、単純計算で5分間に50L以上使用します。毎日1人この動作をするだけで、2ヶ月間で余分に出す量が3立方メートルをも超えてしまいます。

実際に2ヶ月間で使う水道量のシミュレーション

一人暮らしをする成人が、毎日入浴して、週に2度程度洗濯して毎晩料理する場合のシミュレーションは以下の通りです。

・浴室の水道使用量は、12立方メートル

・洗濯の使用量は、2立方メートル

・トイレの使用量は、1.5立方メートル

・洗面・キッチンの使用量は、3.5立方メートル

トータルの使用量は19立方メートルなので、2,684円(13Aの場合)の計算になります。

2ヶ月間で合算した請求額になるので、実際のところ、1ヶ月ごとの水道代金は1340円程度ですね。この計算式は節約対策を意識していないバージョンですが、水道は毎日使用するものなので、少し工夫するだけでも相当な節約になります。

名古屋市と他都市の水道料金の違い

1か月間に10立方メートル使ったケースでの料金額は、名古屋市の水道料金額は東京都および18の政令指定都市内では1番低い料金です。また、下水道の使用料金は3番目に低い料金になっています。

水道の出しっぱなしには要注意

水道を使用した分は必ず請求されてしまうので、注意しましょう。物件タイプにもよりますが、60秒間で10Lくらい、60分で600L〜800L程度水を使用した事になるので、一人暮らしをしており、日常全く使用してない家庭ならば60分で11円くらいの請求で足ります。

しかし、日頃からたくさん使用している家庭の場合、60分で100円以上請求額が増加します。

まとめ

今回は、トイレや洗濯機を使うと一度にいくらかかるのか、最後の項目で名古屋市の水道料金の基準を紹介しながら解説してきました。水道は常に使うものなので、無意識に使いすぎているケースも多くあるでしょう。

こちらに記載した情報も参考にしつつ対処してみてください。

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