水のコラム
お風呂場のカビを予防するには?発生した時の対処法についても紹介
常に湿気ているため、お風呂場はカビにとって絶好の場所といえるでしょう。カビは人体に悪影響を及ぼすため放置するわけにはいきません。そこでこちらの記事では、黒カビと赤カビを予防する方法をはじめ、原因と対処法についてご紹介しています。
お風呂のカビはこれで防げる!
お風呂のカビを予防するための方法は全部で6つあります。普段から少し意識したり、工夫したりするだけで、お風呂場のカビは予防可能です。きれいで快適なバスタイムのためにも、ぜひできるところから実践してみましょう。
・防カビ剤を使用する
お風呂場のカビ予防におすすめなのが、燻煙の防カビ剤の使用です。燻煙でお風呂全体に防カビコーティングをしてくれます。カビは天井や棚などどこにも生えるため、すべて掃除してきれいにするのはなかなか時間もかかり大変です。一度きれいにお風呂場全体を掃除したあと、防カビ剤を定期的に使用することをおすすめします。使用頻度や使用方法は、商品の説明に従ってください。
・お風呂場全体にお湯と冷水をかける
2つ目のお風呂場のカビ予防におすすめなのが、お風呂場全体にお湯と冷水をかける方法です。これは、赤カビが好むせっけんカスを洗い流し、お風呂場の温度が高いままだとカビが発生する原因となるため、温度を下げてカビが生えないようにするために行います。
手順として、お風呂から上がるときに、シャワーでいいので約50℃のお湯をお風呂場全体にかけます。お湯をかけた後は冷水をかけて、お風呂場の温度を下げましょう。
・水気を拭きとる
3つ目のお風呂場の予防におすすめなのが、お風呂から上がるときに水気を拭きとっておく方法です。水気が長時間あるような場所にカビは生えるので、水気を拭きとる手段はカビが生えない環境にするために最適な方法といえます。
いくら最適な方法といえども、お風呂場全体の水気を拭きとっていくのはとても大変です。棚などの水はけが悪くカビが生えやすい箇所に絞って、拭いていくだけでも構いません。少しでもカビが生えやすい箇所を減らすことを目的に、水気を拭きとっていきましょう。
・浴槽乾燥を使用する
お風呂場についている浴槽乾燥を使用すると、窓で換気するよりも効率的に乾燥させることが可能です。水気を拭きとるのが面倒という方はとくに、積極的に浴槽乾燥は使用することをおすすめします。実際に換気のみと浴槽乾燥を使用したときの比較実験が行われ、カビ菌の増殖がほぼなかったのは、浴室乾燥でした。
一方窓を開けて換気を行った場合は、目に見えるほどのカビ菌の増殖が認められた結果となっています。手っ取り早くカビが生えやすい環境を改善する方法は、浴槽乾燥を使用といえるでしょう。
・重曹沸騰水を吹きかける
カビ掃除をした後、カビが再び生えにくくするために重曹沸騰水を吹きかけます。空気中にカビ菌が存在するので、カビを除去しきれなかった箇所はとくに、カビが生えてくるサイクルが早いです。重曹はカビを除去する効果があるので、熱を加えてよりアルカリ性が強くなった重曹沸騰水をスプレーボトルにいれて吹きかけることで、カビ予防の効果が期待できます。
作り方の手順としては、まず鍋と重曹大さじ3、そして水500㎖、スプレーボトルを用意します。用意ができたら、鍋の中に500㎖の水と大さじ3の重曹をいれて沸かしてください。お湯が沸いて重曹が溶けたことも確認できたら、火を止めて冷めるまで待ちます。冷めたことが確認できたら、スプレーボトルにいれて完成です。使用期限は最長で1ヶ月程が目安となります。
・ボトル系は吊す
シャンプーなどのボトル系は黒カビが生えやすいので、吊るして水に触れさせないようにするのが効果的とされています。風呂場から出すのが一番ですが、入るたびに移動させるのは大変です。水はけが悪い棚に置きっぱなしにしなければ大丈夫なので、吊るして水はけをよくしましょう。
お風呂場の黒カビの対処法
黒カビの対処法は、カビが生えた箇所によって異なります。そこでこちらの項目では、黒カビが生えやすい3箇所(ゴムパッキン、床や壁、天井)に、カビが生えたときの対処法を紹介します。
・ゴムパッキン・床や壁
ゴムパッキンに黒カビが生えたときは、重曹または酵素漂白剤を使用して掃除します。カビといえば、塩素漂白剤と思われるかもしれませんが、ゴムパッキンに塩素漂白剤を使用すると劣化を早めてしまいます。また、壁や床の素材によっても劣化を早めるため、使用可能かどうか確認してから塩素漂白剤を使用しましょう。
掃除の手順としては、まず重曹に水を混ぜてつくる重曹ペーストまたは漂白剤、キッチンペーパーとラップを用意します。準備ができたら、重曹ペーストであれば直接塗り込み、漂白剤であればキッチンペーパーに染み込ませて被せてください。
被せたら蒸発しないようにラップを被せて蓋をし、1時間ほど放置します。壁や床の場合は、ラップなしで放置時間は5~10分ほどで大丈夫です。時間が経ったら水で洗い流しましょう。もし黒カビが落ちきれていない場合は、歯ブラシでこすって洗い流してください。
・天井
天井の黒カビ掃除は、フローリング用モップを使用するのがおすすめです。天井は高さがあるので届きませんし、スプレーをすると垂れきて危険なので、工夫をしなければなりません。そんな時はフローリングモップがとても便利です。
掃除方法としては、まずフローリングモップのシートに漂白剤を吹きかけます。準備が整ったら天井にモップ掛けをして漂白剤を塗り、5~10分放置してください。時間が経ったら、水で濡らした新しいシートに交換して、念入りに拭きとって終了です。こちらの方法であれば、高さがある天井でも楽に黒カビ掃除ができるので、ぜひ実践してみてください。
お風呂場の赤カビの対処法
赤カビは黒カビと違って、除菌スプレーで簡単に掃除ができます。お風呂場の赤カビ、実はカビではないことをご存じでしょうか。「ピンクぬめり」「ピンク汚れ」と言われていますが、実はお味噌作りにも欠かせない「ロトドルラ」と呼ばれる酵母菌で、悪い菌ではありません。繁殖するのが早く黒カビの大好物でもあるため、放置せずきちんと掃除する必要があります。
掃除方法はとても簡単です。手順として、まず赤カビ(ピンクぬめり)が気になる箇所に、アルコール除菌スプレーを吹きかけます。吹きかけたら歯ブラシでこすり、水で流して終了です。除菌スプレーでは取れないほどこびりついている場合は、漂白剤を使用するのも手段の1つです。
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