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水のコラム

配管の漏水トラブルで業者到着までに行うべき応急処置4選

2019年07月30日 水漏れトラブル


私達の生活に欠かせない水道の配管ですが、もし漏水してしまった場合は応急処置が必要です。しかし応急処置といっても「何をすればいいのか」、「何が必要なのか」がわからないと処置ができません。だからといって応急処置が遅れてしまうと、被害が悪化・拡大するおそれがあるので危険です。

今回はそんな配管周りのトラブルに見舞われたときに、すぐできる配管の応急処置方法を紹介します。トラブルが起きてもすぐ応急処置ができるように準備をしましょう。

配管の漏水トラブル4つの応急処置

配管の漏水トラブルの処置方法は主に以下の4つです。
① 配管の元栓を締め、水の流れを止めてしまう
② 止水栓の水量を弱くする
③ 蛇口や接続部位の緩みを確認し、緩んでいた場合は締める
④ 水漏れしている部分をタオルや補修テープで止める
それぞれの応急処置方法を詳しく見ていきましょう。

・配管の元栓を締めて水の流れを止めてしまうのが得策
水漏れの場所を突き止める前に、まずは水漏れしないような環境を作りましょう。
「水漏れの場所を突き止めるなら、水は流しておいた方がいいのでは?」と思われがちですが、水漏れの箇所がトイレやキッチンの配管だった場合、悪臭や汚染へとつながるため、好ましくないのです。また、自己判断で水漏れの箇所を特定するのもおすすめしません。まずは業者が来るまでの応急処置として、水をこれ以上流さないように努めましょう。

・止水栓を調節して水量を弱くする
元栓と同じ理由で止水栓を調節して、水量を弱くして流れを止める方法も同時に行うと良いでしょう。中には、止水栓が弱まっていたことが原因で水漏れを起こしている場合もあります。ただし、止水栓を締めて水漏れがなくなったからといって、応急処置まででやめてしまうのは危険です。また水漏れをする可能性があるので、業者には見てもらいましょう。

・蛇口や接続部位の緩みを確認して緩んでいた場合は締める
同じように、水の流れを弱くする方法です。キッチンやトイレ、水道の配管に必ずあるナット(接続部分)から水がチョロチョロと漏れているのであれば、そこを強く締めて水漏れを最小限にとどめると良いでしょう。この場合、接続部が劣化している可能性があるので、応急処置で済ませずに、今後のためにも交換を考えてください。

・水漏れしている部分をタオルや補修テープで止める
補水テープやタオルは、元栓や止水栓の締め方がわからない用の人向けの応急処置です。
タオルはなんでも構いませんが、補修テープはホームセンターなどで売られているものを用意しましょう。トラブル用に持っておくのも便利でおすすめです。
ちなみに補修テープには種類があるので、漏水の状況に応じて使い分けてください。
① アーロンテープ:にじみ出るような漏れ方の時におすすめ
② アーロンテープグレー:吹き出すような漏れ方の時におすすめ
③ レクターテープ:修理業者が来るまで時間がかかる時におすすめ
ただし、タオルも補修テープも長時間使えるものではありません。あくまで応急処置なので、早めに次の手を打つようにしましょう。

配管の漏水を早急に発見する2つの方法

配管の漏水を早急に発見する方法は主に2つあります。
① 水道メーターをチェックする
② トイレや水道の蛇口をこまめにチェックする
特に有効なのは、水道メーターのチェックです。まずは、すべての蛇口を完全に締めてください。その後、水道メーターのパイロット(プロペラが付いている部分)を確認します。蛇口をすべて締めているにも関わらず、パイロットが回転していたらどこかで水漏れが起きている証です。もし、毎月届く水道料金の明細書が先月と大幅に違う場合は、この方法で水漏れが起きていないかチェックしてみてください。

配管の漏水は修理業者への早急な依頼が重要

配管の漏水は自己判断で修理をしてしまうと、悪化や破損の原因になります。そのせいで費用もよりかかってしまう可能性があるのでおすすめできません。また、応急処置をしたままで終わらせるのも、改善されたわけではないので好ましくないでしょう。上述した応急処置はあくまで修理業者が来るまでのつなぎです。コストを抑え、月の水道代を上げずにトラブルを早く解決したいのであれば、専門の修理業者に依頼するのがベストな選択といえます。
業者によっては無料見積もりをしてくれるところもあるので、まずは電話で相談をしてみましょう。

配管の応急処置は覚えておくと大変便利

配管の応急処置は場所さえわかってしまえば誰でもできる方法ばかりです。もし不安であればすべての配管の元栓を締めてしまえばいいだけなので、覚えておいて損はありません。
日本は梅雨や台風、地震など天候悪化や自然災害が比較的多い国でもあります。備えあれば憂いなしという言葉にもあるように、万が一に備えて、被害を拡大させない方法を覚えておくのは決して悪いことではないでしょう。

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