水のコラム
名古屋市の水道料金はいくら?計算方法やトイレや洗濯機での使用量も解説
名古屋市の水道料金はどのような仕組みで請求されているのでしょうか。
私たちにとって水道は様々な場面で毎日使用する重要なインフラです。だからこそ、どのくらい使用してどのくらいの料金がかかるのかを把握しておくことが大切です。
そこで今回は名古屋市の水道料金の計算方法と、使用場面別に一般家庭の水道使用量、水を出しっぱなしにしてしまったときの請求金額、水道料金を抑えるコツについて解説します。
名古屋市の水道料金の計算方法
では、名古屋市の水道料金はどのようになっているのでしょうか。名古屋市の水道料金に関してご紹介します。
水道料金は正式には上下水道料金と呼ばれ、名古屋市を含め一般的には水道料金と下水道使用料の合計金額が請求されることとなっています。また、名古屋市の場合には上記の合計金額が2カ月ごとに請求されます。
請求金額の計算方法は基本料金+水道使用量×1平方メートル当たりの従量料金となっています。具体例を紹介すると以下のようになっています。
水道の使用量が0~12平方メートルの場合:1,375円
20平方メートルの場合:1,463円
40平方メートルの場合:4,851円
60平方メートルの場合:9,515円
下水道使用料に関しては
使用量が0~20平方メートルの場合:1,232円
40平方メートルの場合:3,608円
60平方メートルの場合:7,128円
となっています。
請求金額は2か月分の水道料金と下水道使用料の合計となります。
今回ご紹介した料金は名古屋市の場合の料金です。自治体によって使用料金は異なっているため各自治体で使用料金を確認するようにしましょう。
一般家庭の水道の使用量は?
では一般家庭では水道の使用量はどのくらいなのでしょうか。ここでは使用場面に分けて水道の使用量をご紹介します。
お風呂
家庭で最も水道使用量が多い場所がお風呂です。浴槽にお湯を溜める場合、小さめの浴槽であっても160 Lほどが必要となります。また、シャワーを使用する場合には1分間に10 L程度の水を使用することになります。ひとり暮らしでお湯を溜めないという方でも10分間の使用で100 L使用していることになります。
洗濯機
洗濯機は使用頻度によって大きく使用量が異なり、製品や洗濯のモードによっても大きく異なります。
まず、多くの方が勘違いしているかもしれませんが、洗濯前に選択する水量はその洗濯で使用する水量ではありません。例えば、30 Lと表示されている場合、一般的には30 Lの水を複数回使用して洗濯するという意味になります。複数回使用するというのは、洗う回数とすすぎの回数に依存するということです。つまり1回洗って2回すすぐ場合、30 Lの水を3回使用するという計算になります。
とはいえ、洗濯物の量に対して十分な量の水を使用するようにしましょう。水が少ないと洋服の汚れを落とすことができず、折角洗濯をしたのに綺麗になっていないという一番もったいない状態になります。
トイレ
トイレでの水道使用量はトイレの製品によっても多少の誤差がありますが、一般的には1回の大洗浄が10 L程度、小洗浄が6 L程度だと言われています。当然の話ですがそれぞれ一日に何回自宅のトイレを使用するかによって大きく変わります。
また、昔は大洗浄で13 L使用するタイプが普及していたため、古いトイレを使用している場合には水道料金がかさんでしまっているかもしれません。古いトイレを使用し続けている場合、早めに交換した方が長期的に見てお得となる可能性があります。
水道を出しっぱなしにしてしまったときの料金はどうなる?
「お風呂の浴槽にお湯を溜めようとして蛇口をひねったまま買い物に行き浴槽が溢れてしまった」、「気づかないところで子供が蛇口をひねって水が出たままだった」など水を出しっぱなしにしてしまった経験は誰にでも1度はあることでしょう。水を出しっぱなしにしてしまったときにどのくらいの水道料金になってしまうかは非常に心配になるポイントではないでしょうか。
水を出しっぱなしにしてしまったときの水量と請求金額はどのくらいになるのでしょうか。ここでは出しっぱなしにしてしまったときの料金について解説します。
ご紹介するにあたって計算方法の仮定は以下のようにします。蛇口は13口径、蛇口は全開とします。1分間水道から水を出しっぱなしにした場合は0.02平方メートルとすると、1時間で1.2平方メートル、6時間で7.2平方メートルとなります。つまり名古屋市の場合、水道料金は12平方メートル以下の場合1,350円のため、基本料金のままです。12時間出しっぱなしにしてしまうと14.4平方メートルとなり1,375円程度、24時間では28.8平方メートルとなり2,900円程度の請求となります。
ここからわかるように数時間水を出しっぱなしにしたからといって、とんでもない大金が請求されるということはありません。しかし、出しっぱなしが習慣化してしまうと長期的に見ると水が無駄になってしまい、経済的にも大打撃です。出しっぱなしになっていないかどうかこまめに確認する癖を付けましょう。
さらに、水漏れの放置も侮ってはいけません。数百円数千円と思うかもしれませんが、積み重なると大きな出費となるためすぐに対処するようにしましょう。
水道料金を抑えるためのコツ
ここまでで名古屋市の水道料金の計算方法や、水道の使用量などをご紹介してきました。可能なならばなるべく水道料金を安く済ませたいですよね。ここでは無理せず水道料金を抑えるコツについてご紹介します。
トイレの節水
トイレは毎日使用するものであり洗浄のために水を使用するためどうしても水道料金が発生します。しかし、節水を意識した使い方にするだけで水道料金を抑えることが可能です。
最も簡単で効果的なのがトイレの大洗浄と小洗浄を適切に使い分けることです。トイレの洗浄レバーには小と大がありますが、使い分けできているでしょうか。何も考えずに毎回大洗浄を使用していると余分な洗浄量となり水道料金がかさんでしまいます。
一般的には大便のときやトイレットペーパーを使用した場合には大洗浄、小便やごく少量のトイレットペーパーであれば小洗浄で全く問題ありません。適切に使い分けることで無理なくトイレの水道料金を抑えることが可能です。
お風呂の節水
お風呂で節水を意識する場合にはシャワーの使い方を考える必要があります。頭や体を洗っている数分間の間、シャワーを出しっぱなしにしていないでしょうか。シャワーは1分間出しっぱなしにしているだけで約10 Lもの水が出てしまっています。毎日に入浴で使用しない時間にはこまめにシャワーを止めることが非常に重要です。
さらに最近では節水用のシャワーヘッドも販売されています。これは従来よりも少ない水量で問題なくシャワーを浴びられるというものです。長期的に見て節水シャワーヘッドを導入する価値はあるでしょう。
クレジットカードで支払う
いくら節水をしたとしても水道を使用しないわけにはいきません。そこで節水ではなく支払い方法に着目しましょう。銀行引き落としやコンビニ払いにしている方は今すぐクレジットカード支払いにすることをおすすめします。
クレジットカードはカード会社によって異なりますが、支払額に応じて一定のポイントが付与されます。例えばクレジットカードのポイント還元率が1%の場合、水道料金をクレジットカード支払いにすると、水道料金の1%分がポイントとして還元、もしくは請求額から直接マイナスされます。
ひと月当たり数十円数百円単位かもしれませんが、長期的に考えると非常にお得で何も手間のかからない方法です。ぜひ検討してみましょう。
まとめ(300字以内)
今回は名古屋市で請求される水道料金の計算方法、使用場面別の一般家庭での水道使用量、水を出しっぱなしにしてしまった場合の請求額、水道料金を抑えるためのコツについて解説してきました。毎日さまざまな場面で水道を利用するため、何も考えずに使用し続けると無駄な出費となってしまうこともあります。そのためある程度使用量と請求金額を把握しておくことが大切です。また、自分で簡単にできる水道料金を抑えるコツについても実践することも大切です。今回の内容を参考にして自分の生活スタイルと水道利用に関して一度考え直すきっかけとしてみてください!
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