水のコラム
配管から水漏れしているかも? 疑うべき3つの状態をご紹介
配管は生活のさまざまな場所に張り巡らされているため、水漏れをしていても気づかない、どんな状態なのかわからない、などということがあります。
水漏れは早く対処しないと多くの被害が生じてしまいかねないため、迅速に対応することが大切です。
今回は配管から水漏れしている可能性がある3つの状態について、ご紹介いたします。
もしかしたら水漏れしているかも?と思われた方や対処方法について知りたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
配管から水漏れしている可能性がある3つの状態
配管から水漏れしているかもしれない、と疑うべき状況は、主に以下の3パターンです。
● 水道料金がいきなり上がった
● 壁や床から異音がする、水が滴っている
● 水道局からの通告
水道料金がいきなり上がった
水道料金が前月に比べて跳ね上がっている場合は、どこかで水漏れが発生している可能性があります。
夏場でビニールプールを使用したり、洗濯機を余分に回したりしていなければ、水漏れを疑ったほうが良いでしょう。
水漏れで出た水は、基本的に自費になるため手痛い出費となってしまいます。
水道料金がいきなり値上がりすることは稀ですし、上がる場合は事前に何らかの通告が必ず来ます。
水場を点検しても、どこで水漏れがしているかわからないという時は業者に調べてもらうのがおすすめです。
壁や床から異音がする、水が滴っている
壁や床からシュー、シューと空気の漏れるような音がする時は、壁内と床に収納された配管から水が漏れ出している可能性が高い傾向にあります。
漏れていなくても、配管の劣化による水漏れの前兆である時もあるため、本格的に漏れ出す前に対処するようにしてください。
わかりやすく壁や床が水に濡れている場合は確実に水が漏れています。
そのため、配管周辺の場所の止水栓を閉めたり、元栓を閉めたりして対応するようにしましょう。
水道局からの通告
あまりに高額な請求をしなければいけない家では、水道局からも一報を入れてくれます。
所属している水道局から手紙、または電話で通告が来るようになっているため、速やかに確認するようにしましょう。
水道代の高額請求など身に覚えがないという場合は、すぐに水回りを見て回り、水漏れがないかを確認してください。
配管から水漏れしている場合にまずするべきこと
配管から水漏れしているのが判明したら、慌てずにまず以下の対応を行いましょう。
焦って混乱したり、楽観的に見て放置してしまったりすると、二次被害を起こしてしまう可能性があります。
● 止水栓を閉める
● 雑巾などで被害を抑えておく
止水栓を閉める
水漏れをしている場所の止水栓を閉めて、水の流れを一時的に止めます。
止水栓の場所がわからない、止水栓が見当たらない、という場合は、元栓を閉めましょう。
元栓は全ての水の供給を止めてしまうため、元栓を閉める場合はなるべく早く業者などに修理を依頼する必要があります。
賃貸の場合は、大家または管理会社に連絡をいれて指示を仰ぐと良いでしょう。
雑巾などで被害を抑えておく
床や壁から水がどんどん染み出していくのを防ぐため、雑巾などで被害を抑えるようにしておきましょう。
あらかじめ水の侵食を抑えておけば、後始末の負担も軽くなります。
また、アパートやマンションの場合は、床に水が漏れていると階下の部屋に迷惑をかける恐れがあるため、一度話を通しておきましょう。
配管の水漏れ原因と対処法
配管の水漏れは、目に見える場所ならまだしも目に見えない場所でも起こるため厄介です。
では、なぜ配管から水漏れが起こるのか、その原因と対処法をご紹介いたします。
配管の水漏れ原因
配管の水漏れ原因には、さまざまなものがありますが、代表的なものは以下の2つです。
● 配管やホースの経年劣化
● 衝撃による破損
配管やホースの経年劣化
配管の水漏れ原因の一つは、配管やホースが経年劣化してしまい、配管の接続部分が緩んでしまったりホースに穴が空いてしまったりする場合です。
住宅に使われる水道管などの寿命はおよそ20年が目安となっているため、定期的なメンテナンスが必要となります。
衝撃による破損
2つ目は、地震などの災害による破損が原因で、配管に異常が出てしまう場合です。
軽い地震でも配管には致命的なダメージが入ってしまうこともあります。
昨今では大きな台風やゲリラ豪雨が多発しているため、配管に大きな衝撃も入りやすい傾向にあると言えるでしょう
自然災害は誰にも止めることはできませんが、甚大なトラブルを防ぐためにもしっかり配管を調査しておく必要があります。
配管の水漏れに対する応急処置
配管の水漏れを発見したけれど、諸事情で業者がすぐに対応できないという場合もあります。
その時は、状況にもよりますがご自身で簡単な応急処置をすることが可能です。
しかしあくまで応急処置のため、直ったわけではありません。
また応急処置をした場合は業者にどのような処置をしたかを説明しておくと、業者も修理がスムーズに行える可能性があります。
配管は2種類ある
基本的に配管は、蛇口から出る水が通る「給水管」と、水を下水へ送る「排水管」の2種類となっています。
どちらの配管も床下や壁を通っていることが多く、配管に異常があって水漏れをしていてもなかなか気づきにくいものです
給水管は特に気づきにくいかもしれませんが、排水管は匂いで気づく場合もあります。
下水の匂いがした時は周辺の排水管に異常があるかもしれません。そのため、確認しておくと良いでしょう。
給水管と排水管については、別記事で詳細にご紹介しています。そちらも併せてご覧ください。
配管の水漏れ修理のための道具
配管の水漏れを一時的に修理するには、以下の道具を使用しましょう。
● 水漏れテープ
● パテ
水漏れ専用テープ
ホームセンターなどには、水漏れ専用のテープが置いてあります。
通常のテープと違って防水性に優れており、水が漏れている配管やホースに巻き付けて水が漏れないようにするものです。
水漏れ専用テープはさまざまな商品が売られており、値段もピンキリですがおよそ2,000円程度となっています。
合成ゴムでできたテープ、クラフトテープのようなもの、ラップのように透明なものなどがあり、修理したい配管やホースによって使い分けるようにしましょう。
パテ
パテは主にひび割れた配管などの修復に使われるもので、粘土のようなものを塗って配管を補修します。
価格も水漏れ専用テープとあまり変わらず、高くても2000円程度で購入することができます。
水漏れの後始末は早急に行う
業者に配管の水漏れを修復してもらった後は、漏れた水の後始末を速やかに行いましょう。
また水漏れを軽視して放置しておくと、さまざまなトラブルを引き起こしかねません。
水漏れを放置することで引き起こされるトラブル
水漏れを放置することで引き起こされるトラブルは、主に以下の3点です。
● 建物の老朽化
● 膨大な水道料金
● 損害賠償請求
建物の老朽化
水漏れを放置しておくと壁や床に水が侵食し、家に大きなダメージを与えてしまいます。
放っておくと床や壁の汚れが掃除をしてもずっと取れなくなってしまったり、最悪の場合は腐ってしまったりする恐れもあります。
壁や床に大きな水たまりや染みができた場合は、すぐに雑巾で拭いたり止水栓を閉めたりするなどの対応をしましょう。
膨大な水道料請求
特別な事情でもなければ、ほとんどの場合、配管などから漏れ出た水の水道代は自費になってしまいます。
地震や台風などによる災害で水漏れが発生した場合は補償してくれる自治体もありますが、火災保険などに入っていることが条件となっているなど対象になることが難しく、利用しにくいというのが現状です。
また経年劣化による水漏れはまず補償の対象になりません。
たいした水漏れでもないし、放置していて良いだろうと思っていると、あまりに高額な水道料金の請求書を見ることになる恐れがあります。
軽い水漏れと侮らず、すぐに直すよう心がけたほうが良いでしょう。
損害賠償請求
アパートやマンションで水漏れをしていた場合、隣人や階下の住人とトラブルになる可能性があります。
最悪の場合、汚れた天井や床、壁の損害賠償を請求されてしまうかもしれません。
少しだけ水が垂れているだけ、と思わずに、すぐに配管から水が出ないようテープを巻くなどの応急処置を施してください。
また、上記で述べたように万が一のために話をしておくと良いでしょう。
賃貸の場合は、管理会社や大家への連絡も忘れずにしてください。
退去時に水漏れが発覚すれば修繕費が発生する可能性もあります。
水漏れの後始末方法
水漏れが無事修理された後は、すぐに床や壁の水を拭いて後片付けをしましょう。
水漏れを迅速に対処することで、カビやシロアリといった被害をなるべく抑え、家の老朽化防止に繋がります。
漏れていた水が汚水である可能性もあるため、ゴム手袋などをし、エタノールなどで消毒や除菌もしておくと、今後の生活も快適に過ごせるようになるでしょう。
まとめ
ここまで配管が水漏れしている可能性や応急処置、後始末などをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
個人で行えるのはあくまで応急処置であるため、迅速に業者にお願いしましょう。
また配管を直しても、水浸しのまま放っておくとさまざまなデメリットがでてきます。
周囲への二次被害を抑えるためにも、水漏れは早く対処することが大切です。
配管の点検や修理など、ぼったくりに合わないためには水道局が指定している業者にお願いすると良いでしょう。
料金のぼったくり被害などもなく安心して利用することができます。
愛知県で水漏れでお困りの方は、ぜひ「なごや水道職人」に一度お問い合わせください。
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