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水のコラム

浴槽の水漏れ原因の見つけ方と自分で修理する方法を解説

2023年03月30日 お風呂

浴槽の水漏れを発見したら、すぐに水漏れポイントを見つけ出し対処する必要があります。なぜならそのままにしてしまうと、二次被害に逢ってしまうこともあり危険なのです。

そこでこの記事では、浴槽の水漏れ原因の見つけ方と、自分で修理する際の方法を紹介していきます。

浴槽の水漏れで多い原因は4通り

浴槽の水漏れの原因は主に、浴槽の亀裂、排水口箇所のトラブル、給排水口の老朽化、排水管の水漏れの4パターンです。

浴槽からの水漏れをそのままにすると、状況によっては住宅の老朽化にも発展するため、原因を見つけて直ちに対処する必要があります。はじめにそれぞれの原因をくわしく見ていきます。

・浴槽の亀裂

最初に、浴槽の亀裂です。浴槽の多くはFRPで作られており、10年〜20年、あるいはそれ以上使用していると、どうやっても老朽化していきます。老朽化した浴槽は強度が落ちて、亀裂が入り割れやすくなってしまうのです。

浴槽に亀裂が入った場合、補修もできますがあくまで応急の手当になります。亀裂が入ったら取り替えるようにしましょう。

・排水口箇所のトラブル

排水口のところも水漏れの原因となりやすい場所です。ゴミ受けがずれており、ゴム栓がきちんとはまっていないケースもありますが、ゴム栓や排水口本体が老朽化して漏れている可能性もあるでしょう。このケースでは、パーツの取り替えで解消されることが多いです。

・給排水口の老朽化

浴槽と給湯器を連携する給排水口から水漏れすることもあります。この場合は老朽化したパッキンが水漏れの原因であるケースは、パッキンの取り替え作業で対処できるでしょう。

ただ、給湯器は電気やガスにつながる精密機器なので、給湯器側や途中の配管設備などが要因で、水漏れをひき起こしているときは、自分での修理はむずかしいです。感電や爆発を伴う事故の危険もあるので、専門業者に依頼するようにしてください。

・排水管部分の水漏れ

最後は排水管からの水漏れです。浴槽の排水口から伸びる排水管のどこかが、経年の老朽化や地震による歪みで水漏れをひき起こすことがあります。この場合は、風呂場だけでなく、床下部分にまで水漏れしている場合もあります。

床下のところに水漏れしていたとき、湿気やカビ菌によって床や柱が腐り、家全体にダメージが及ぶ危険があります。すぐに対処しないと悪化しますし、自分での修理もむずかしいです。被害が広がる前に、専門の業者に依頼して修理してもらいましょう。

浴槽の水漏れ箇所を特定して修理する方法

浴槽の水漏れは家全体にダメージが及ぶ危険もあるので、水漏れを発見したらはじめにどの部分からの水漏れかを理解する必要があります。以下、浴槽の水漏れの原因となる場所を見つける方法と修理方法を紹介します。

浴槽の水漏れ場所の見つけ方

浴槽の水漏れ場所を見つける方法は、浴槽に水を張って水面の変化を観察することです。水を張り終えたらバススポンジなど、なるべく軽量、かつ水に浮くものを浮かべます。しばらく放置していると、浮かせたものが水漏れの位置に向かって流れていくはずです。

水が減って途中で止まると、浮かせたものが止まったポイントが水漏れ原因の場所ということになります。給排水口周辺で止まれば給排水口か給排水管、そのほかなら浴槽側面部分の亀裂が原因ということです。

全て水がなくなるケースは排水口や排水管、浴槽の底部分からの水漏れの可能性が高いです。亀裂の箇所も、浮かせたものの位置である程度見極められるでしょう。

・浴槽に亀裂が入っている場合の修理方法

浴槽の亀裂が原因のときは、専門業者に依頼して浴槽を買い換えるのが得策です。浴槽に亀裂が入っているとき、根本原因は浴槽の経年の老朽化であるケースがほとんどです。老朽化した浴槽は割れやすくなっているので、応急処置してもほかの箇所が割れてしまうことがあるのです。

また、浴槽のほとんどはガラス繊維で作られたFRPというプラスチック素材が使用されています。FRPの補強は、下地作りや上塗りする、層を重ねる、塗装するなど、ある程度の高い技術が必要です。

くわえて、ガラス繊維を取り扱う場合には健康被害を防止するため、防塵マスクの使用や皮膚の保護も必要となります。したがって、FRPの補修は専門業者に依頼したほうがいいのでしょう。

亀裂の応急処置には、浴槽専用の仮補修テープを用いるとよいでしょう。このテープはホームセンターやネットなどで、1,000円弱で購入できます。急ぎの際は、耐水テープや水中ボンドで代用もできます。

テープを貼る面の汚れを落とし、亀裂箇所を完全にテープでおおいましょう。ただし、これはあくまで応急のもので、すぐに浴槽を買い換えることをおすすめします。

・排水口で発生している問題の修理方法

排水口が水漏れの原因となっているケースは、パーツを外し、洗って付け直しましょう。なお解消されない、またはゴム栓が老朽化して亀裂が入っているときは、パーツの買い換えが必要です。

パーツは工具専門店などで購入できる製品もありますが、浴槽にきちんとフィットするパーツを選ぶ必要があります。この選択を誤ると無駄な出費になってしまうので、浴槽製造メーカーや専門業者に問い合わせて確かめるようにしましょう。

・給排水口が老朽化している場合の修理方法

給排水口が老朽化して水漏れしているときは、パッキンなどのパーツの買い換えが必要です。この際も、適したパーツを確かめてから購入しましょう。

なお、排水管や給湯器から水漏れしているとき、電気やガスを扱うので危険です。この場合のパーツの入手や作業は自分ではむずかしいので、無理はせずに専門業者に依頼するのがいいでしょう。

浴槽の水漏れ修理を依頼した場合の相場価格

排水口、給排水口が浴槽の水漏れ原因であるケースは、自分でもすぐに対処できますが、浴槽の亀裂、排水管からの水漏れのときは専門業者に依頼するのが安心です。

ここで気になるのが修理料金です。以下、浴槽の水漏れ修理を専門業者に依頼したときの料金相場を紹介します。

・浴槽の亀裂修理料金の相場

浴槽の亀裂修理は通常FRPライニングという、新しいFRPで亀裂箇所をおおう手法でおこなわれます。料金は亀裂のサイズによって異なり、またFRPは必要となる強度に合わせて厚みが変わってくるので、底面部か側面部かによっても料金に差が生じます。

亀裂の補修は、リフォーム専門業者に依頼することになります。各業者で料金の算出方法が異なりますが、亀裂の長さが30cm程度であれば、5万円くらいで修理できるケースがほとんどです。修理後の全体塗装も含めて、10万円以上になることもあります。

・排水管の水漏れ修理の料金相場

排水口、給排水口のゴム栓やパッキンの場合、自力で修理することもできます。ただし、ゴム栓やパッキンを受け止める金具が老朽化していたり、配管とのつなぎ目から水漏れしているときは、浴槽の裏面から買い換えが必要なので、水漏れ修理業者に依頼することになるでしょう。

料金は、どの箇所から水漏れしているかなど、状況によって異なるので、料金はバラバラです。もし排水口、給排水口のパッキン類を買い換えても水漏れが解消しないときは、水漏れ修理業者にメンテナンスと原因の特定を依頼しましょう。

まとめ

今回は、浴槽の水漏れ原因の見つけ方と自分で修理する方法を解説してきました。浴槽の水漏れの主な原因は4つあり、それぞれ修理方法が異なることを紹介しましたので「自宅の水漏れ原因と同じケースだ」と気づいた方もいるかもしれません。もし心当たりがあるようでしたら、早速対処してみてください。

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