水のコラム
トイレタンクの交換はいつが最適?タイミングと費用相場を解説
トイレの不調が見られた場合、必ずしも業者へ依頼する必要はありません。というのも、最近ではホームセンターなどでパーツが販売されていることから、簡単に手に入れやすく、気付いた時点で交換・修理が可能です。
では、トイレタンクを交換する場合、個人で修理することは可能なのでしょうか。
この記事ではトイレタンクの交換時期や業者へ依頼する場合の費用相場、自分で交換する方法についてご紹介します。
トイレタンクを交換するべきタイミング
一般的にトイレタンクの平均寿命はおよそ10年と言われています。
温水洗浄便座の場合だと7年〜10年と言われていて、使用頻度や環境、使い方などによって前後することが分かっています。
ただし、以下の症状が見られた場合はトイレタンクを交換するべきタイミングと考えられます。
■トイレタンクにヒビや割れが生じたとき
トイレタンクにヒビや割れが確認できた場合は交換すべきタイミングです。
そのまま使用していれば水漏れが生じたり、水漏れによって壁紙や床材が腐食したりするといった大きなトラブルに発展しかねないからです。
トイレタンクに寄りかかってしまったり、大きな負荷を与えたりした場合、トイレタンクに無理が生じ、ヒビや割れの原因につながります。直近でトイレを使用した際に、このような行動を起こしてしまった場合は早急に交換しましょう。
■トイレタンク内の結露防止剤が膨張したとき
陶器製のタンクで見られる原因として、タンク内部に結露防止剤が貼り付けられていることがあります。
トイレの室温やあらゆる条件が重なった場合に少し打つ結露防止剤が膨らみ、タンク内の部品が正常に稼働しないケースがあります。
このような症状が見られた場合もヒビや割れ同様、トイレタンクを交換する必要があります。
トイレタンク交換の費用目安は?
トイレタンクを交換する際の費用目安は以下の通りです。
タンクのみ交換する場合:10万円程度
タンクと便器を交換する場合:15万円~30万円程度
タンクレストイレに交換する倍:20万円~35万円程度
このように、タンクレストイレに交換したとしても、一般的なタンク付きトイレと交換する費用とさほど変わりありません。便器交換を行う場合は、和式トイレから洋式トイレに変更した場合に、処分費用などが発生するケースがあります。
処分費用が加算されることにより、上述した相場よりも10万円ほど高額になることを留意しましょう。
トイレタンク交換の方法
自分でトイレタンクを交換する場合、どのような工程や注意点があるのでしょうか。
いずれも事前に把握しておくことで、大きなトラブルを未然に防ぐことができるので、しっかり目を通しておきましょう。
■どこのメーカーかを確認
トイレタンクを交換するときは、まずどこのメーカーのものを使用しているのかを確認しましょう。その理由は、メーカーが異なるトイレタンクを購入しても、現在のトイレに設置できない可能性が多くあるからです。
まずはトイレメーカーを調べ、公式サイトなどから型番を確認しましょう。公式サイト内から確認できない場合は、お客様相談室などから問い合わせ、現状を写真と共に確認してもらいましょう。
■トイレタンクが用意できた場合
トイレタンクを用意できた場合は、以下の順でトイレ給水管を交換します。
1. トイレタンクの蓋を外す
2. 止水栓を閉める
3. ナットを緩め、給水管を上から外す
4. 新しい給水管と新しいパッキンを取り付ける
次に、トイレタンクを交換します。
1. 止水栓を閉める
2. 蓋、給水管を外す
3. タンク内の水を全て除去する
4. 蓋に付属したボルトを外す
5. トイレタンクを外す
6. 新しいタンクを組み立てて設置する
7. 止水栓を開き、レバーを引いて水漏れなどがないかを確認する
この方法は密接タイプに限り有効です。密接タイプ以外のトイレタンクの場合は複雑な作業が必要になりますから業者に交換・修理を依頼しましょう。
トイレタンクは掃除すべき?方法は?
トイレタンクの故障を未然に防ぐためには、定期的なメンテナンスが重要です。メンテナンスを行う場合は、トイレ掃除と合わせて実施するのがポイントです。ここではトイレタンクを掃除する方法についてご紹介します。
■トイレタンクを開けずに掃除したい場合
トイレタンク内の清掃を何年も行っていないと、自分の手を入れて掃除することは避けたいと考える人も少なくないでしょう。そのような場合は酸素系漂白剤を用いた清掃がおすすめです。作業工程は以下の通りです。
1. トイレを一度流す
2. タンクの給水と同時に手洗い器の穴部分から酸素系漂白剤、またはトイレタンク用洗剤を投入する
3. 2時間~6時間ほど使わずに放置する(洗剤の指示に従いましょう)
4. 水を流す
オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使用する場合は、事前に40度〜50度程度のお湯と合わせてから行うことで、より洗浄力がアップし、きれいになります。
■トイレタンクを開けて掃除する場合
トイレタンクを長期間掃除していないと、部品部分や細かい部分がカビの繁殖によってひどく汚れている可能性があります。
定期的な清掃を行っていない場合、またはトイレタンクを外した際にひどく汚れていることが確認できた場合は、トイレタンクを開けて手で清掃してください。
必要な物は、マイナスドライバーとゴム手袋、トイレブラシ、使い古しの歯ブラシ
スポンジ、中性洗剤、重曹、クエン酸小さじ1、水200ml、スプレーボトルです。
1. 止水栓を閉める
2. トイレタンクの蓋を中性洗剤、スポンジ、歯ブラシなどを使ってきれいに掃除する
3. 長いブラシや歯ブラシなどを使って、トイレタンク内の部品周りを掃除する
4. 止水栓を少し緩め、給水パイプから水を流し、レバーを回して汚れや洗剤を流す
ブラシを使っても落ちない汚れの場合は、耐水性のサンドペーパーなどを使って汚れそのものを削り落とす方法もおすすめです。
ただし、力強くこすってしまうとタンク内部に傷が付き、破損の可能性につながるため、やさしい力加減でこするよう注意しましょう。
■トイレタンクの清掃回数目安と最小限に抑える方法
また、トイレタンク内を掃除する頻度は月に1回程度と言われています。できるだけ清掃を避けたい場合は、事前にトイレタンク内のカビの繁殖を予防することで、掃除回数を減らすことができます。
トイレタンク内のカビの繁殖を防ぐためには、重曹・洗浄剤・漂白剤のいずれかを使い、一定時間放置して流す方法があります。
重曹であれば6時間程度、漂白剤であれば1時間〜3時間程度、洗浄剤は水が流れるたびに清掃してくれるため置き時間などは必要ありません。
ご自身のライフスタイルに合わせた方法を取り入れて、トイレタンク内のカビの繁殖を防ぎましょう。
まとめ
トイレタンクの故障原因と交換方法、交換費用相場やトイレタンク内の清掃方法についてご紹介しました。トイレタンクの故障は自分で交換することは可能ですが、大がかりな作業になることから、実績のあるプロの業者に依頼する方が安心です。
また、自分で交換できる範囲だとしても、形状を把握していなければ、どこになにがあったか、万が一トラブルが発生した場合などに、思いがけない出費につながる可能性も少なくありません。
トイレタンクの故障は主にタンク自体に負荷が掛かったことが原因です。正しい使用方法と定期的なメンテナンスを実施し、快適なトイレを持続するよう普段から意識しましょう。
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