水のコラム
排水溝に溜まった砂は溶かすことができる?掃除方法を解説

屋外の排水溝は、雨や風によって運ばれた砂や泥が少しずつ溜まりやすい場所です。しかし、砂は水で流してもなくならず、排水管の奥へ移動すると水の流れを妨げる原因になります。
この記事では、排水溝の砂を溶かせるのか、砂が溜まる原因や掃除方法、水道修理業者へ依頼する目安、予防策について紹介します。
排水溝の砂は溶かすことができる?
排水溝に溜まった砂を、家庭で用意できるお湯や洗剤で溶かす方法は現実的ではありません。石英質の砂に多く含まれる二酸化ケイ素は水にほぼ溶けず、加熱で溶かすには1,600℃という非常に高い温度が必要です。
また、排水溝へ熱湯や薬剤を入れて無理に処理しようとすると、排水設備の変形や周囲のやけど、薬剤による設備の傷みにつながるおそれがあります。
排水溝の砂は、スコップやワイヤー式パイプクリーナー(ワイヤーブラシ)などで物理的に除去しましょう。もし、排水管の奥まで入り込んでいる場合は、水道修理業者へ高圧洗浄を依頼してください。
関連記事:排水管の定期的な掃除方法と家庭内グッズでつまり汚れを解消する方法
屋外の排水溝に砂が溜まる主な原因
屋外の排水溝は雨水を受けるため、周辺の土や砂が入り込みやすい設備です。少量でも長期間にわたって蓄積すると、水の通り道が狭くなり、大雨の際に水が溢れる原因となります。
雨や風で砂が入る
庭や駐車場、道路などにある砂は、雨水と一緒に低い場所へ移動します。乾燥した時期には、風で運ばれた細かな砂がふたの隙間から入ることもあります。そこへ落ち葉や小石が混ざると水の流れが悪くなり、砂が排水溝の底へ溜まりやすくなるでしょう。
また、植木鉢やプランターから流れ出た培養土、庭の砂利なども原因の一つです。排水溝の近くに土や砂を置いている場合は、雨が降ったあとの状態を確認してみてください。
掃除で砂が入る
玄関や庭、ベランダなどを水で掃除した際、砂をそのまま排水溝へ流すと、排水管の途中や排水マスへ蓄積されます。表面から砂が見えなくなっても、排水設備の奥へ移動しただけという場合があります。
なお、ほうきで集めた砂や泥は、水で押し流さず、ちり取りなどで回収してください。濡れている泥はスコップですくい、自治体の分別方法に従って処分しましょう。
屋外の排水溝の砂を掃除する方法
屋外の排水溝を掃除する際は、ゴム手袋や長靴、マスクなどを着用し、砂や泥へ直接触れないようにします。割れたガラスや金属片が混じっている可能性もあるため、素手で奥を探らないように注意しましょう。
最初に見える砂を物理的に除去し、必要に応じてお湯やワイヤー式パイプクリーナーを使用します。
方法①手やスコップで除去する
砂が排水溝の表面や排水マスの底に見えている場合は、スコップやちり取りで除去します。
具体的な手順は以下の通りです。
- 手順① 排水溝へ流れ込む水を止め、周囲の落ち葉やごみを回収する
- 手順② 持ち上げられるふただけを外し、安定した場所へ置く
- 手順③ 表面に溜まった砂や泥をスコップですくい、バケツや土のう袋へ入れる
- 手順④ 排水管の入口を塞いでいる落ち葉や小石も、見える範囲で除去する
- 手順⑤ 少量の水を流し、排水状態を確認する
掃除で出た土砂の処分方法は地域によって異なります。道路側溝や公共の排水設備の場合は自身で作業せず、管理する自治体へ連絡してください。
方法②40~50℃のお湯を流す
お湯を流しても砂そのものは溶けません。ただし、砂に泥や油汚れが付着して固まっている場合は、40~50℃のお湯によって塊が緩み、スコップなどで除去しやすくなるケースがあります。
具体的な手順は以下の通りです。
- 手順① スコップで回収できる砂を先に除去する
- 手順② 40~50℃のお湯を少量ずつ流す
- 手順③ 泥が緩んだら、スコップやブラシで除去する
- 手順④ 最後に少量の水を流し、排水状態を確認する
大量のお湯を一気に流すと、砂を排水管の奥へ押し込むおそれがあります。また、熱湯は樹脂製の排水管や接合部を傷める可能性があるため、使用を控えましょう。
方法③ワイヤー式パイプクリーナーを使用する
ワイヤー式パイプクリーナーは、排水管の入口付近にある泥や落ち葉の塊を崩すために使用します。
具体的な手順は以下の通りです。
- 手順① 排水溝の表面にある砂やごみを除去する
- 手順② 排水管の入口へワイヤーをゆっくり入れる
- 手順③ 軽く回転させながら進め、泥や落ち葉の塊を崩す
- 手順④ ワイヤーを引き戻し、絡み付いた異物を除去する
- 手順⑤ 少量の水で流れを確認する
もし、強い抵抗を感じた場合は、ワイヤーを無理に押し込まないでください。排水管の内側を傷つけたり、接合部を外したりする可能性があります。
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方法④高圧洗浄を依頼する
排水管の奥まで砂や泥が入り込んでいる場合は、水道修理業者へ高圧洗浄を依頼しましょう。高圧の水を使用し、排水管内に蓄積した土砂を崩しながら除去する方法です。
ただし、高圧洗浄機を自身で排水管へ入れることは避けてください。ノズルの選択や水圧を誤ると、砂がさらに奥へ押し込まれ、古い排水管や接合部を傷めるおそれがあります。
依頼する際は、砂が溜まっている場所や水が流れる速さ、逆流の有無、過去に行った掃除方法を伝えておくとスムーズです。必要に応じて排水マスや管内の状態を確認し、砂の量と設備に合う方法を選んでもらえます。
自身で解消できない時は水道修理業者への依頼がおすすめ
見える砂を除去しても水が流れない場合は、排水管や排水マスの奥に土砂が残っている可能性があります。異なる道具を何度も押し込むと、設備の破損や症状の悪化を招きかねません。
水がまったく流れない、複数の排水溝で逆流する、排水マスから水が溢れるといった場合は、使用を止めて水道修理業者へ連絡してください。
水道修理業者に依頼するメリット
水道修理業者へ依頼すると、砂が排水溝の表面だけにあるのか、排水管や排水マスまで広がっているのかを確認してもらえます。土砂以外に木の根や破損した配管が原因となっている場合も、点検によって把握しやすくなるでしょう。
また、管内カメラや高圧洗浄など、症状に合う機器を選べる点もメリットです。排水管の材質や劣化状況を確認しながら作業を進めるため、自身で無理に道具を押し込むより設備への負担を抑えやすくなります。
掃除後に砂が再び溜まる場合は、周辺の勾配や排水設備の構造に問題がないかも相談してみてください。
屋外の排水溝の掃除にかかる費用の目安
なごや水道職人では、屋外の排水溝に溜まった砂を除去する専用料金は定まっておらず、作業料金は、砂の量や排水管の長さ、管内カメラや高圧洗浄の必要性などを現地で確認したあと、お見積もりで確定します。
関連する排水設備の作業料金として、以下の料金を目安に記載しています。(令和8年6月時点)
- 管内カメラ調査など:作業料金22,000円~
- 排水管・排水マス交換など:別途お見積もり
- 出張料金:3,300円/1回
詳しい料金体系は、料金一覧ページをご確認ください。
屋外の排水溝の砂つまりを予防する方法
砂つまりを予防するには、排水溝へ入る砂の量を減らし、堆積する前に除去することが基本です。雨が多い時期だけでなく、強風のあとや庭を掃除したあとにも確認してみましょう。
方法①こまめに掃除する
排水溝のふたや周辺にある砂、落ち葉、ごみを定期的に掃除しましょう。水を流して見えなくするのではなく、ほうきやちり取りで回収することが肝心です。
また、大雨の前には、排水溝の入口が塞がれていないか確認してみてください。側溝内へ土砂が堆積すると、雨水が道路や敷地へ溢れる原因となるため、定期的な維持管理が欠かせません。
ただし、ふたが重い、排水溝が深い、道路に面しているなど危険がある場合は無理に作業せず、必要に応じて管理する自治体へ相談しましょう。
方法②排水マスにカバーやフィルターを取り付ける
排水マスの入口へ設備に合うカバーやフィルターを取り付けると、砂や落ち葉が奥へ流れ込むのを抑えやすくなります。ただし、網目が細かすぎる製品は雨水をせき止めるおそれがあるため、排水量に合うものを選ぶことが肝心です。
フィルターに砂が溜まったままでは、かえって水の流れが悪くなります。そのため、雨のあとに状態を確認し、砂や落ち葉をこまめに取り除きましょう。また、既存の排水マスへカバーを追加する場合は、ふたの開閉や点検を妨げないようにしてください。
方法③砂利やタイルで雨水対策を行う
排水溝の周囲に土が露出している場合は、砂利やタイルなどで表面を覆うと、雨水による土砂の流出を抑えやすくなります。
ただし、施工によって地面の高さや雨水の流れが変わると、別の場所へ水が溜まるおそれがあります。排水溝へ向かう勾配を確認し、入口が砂利やタイルで塞がれないように注意が必要です。
広い範囲を施工する場合や、大雨のたびに土砂が流れる場合は、外構全体の排水計画を見直す必要があります。排水マスや土砂を受ける設備の追加が必要か、施工会社へ確認してみましょう。
方法④砂や土が流れにくいプランターにする
プランターの底から土が流れ出る場合は、底穴へ鉢底ネットを取り付け、土の流出を抑えます。水やりの際は、一度に大量の水を注がず、土が流れ出ない量に調整しましょう。受け皿を設置する場合は、溜まった水を放置せず、こまめに処分してみてください。
なお、強い雨が当たる場所や排水溝に近い場所では、プランターの位置を変えたり、土の表面へ粒の大きな化粧石を敷いたりする方法があります。
屋外の排水溝の砂に関するよくある質問
排水溝の砂に関する疑問をまとめました。ただし、砂の量や排水設備の状態によって適切な対応が異なるため、無理に水で押し流さないことがポイントです。
排水溝に砂が溜まる原因はなんですか?
主な原因は、雨や風によって庭や道路の砂が運ばれることです。庭の掃除で砂を水と一緒に流した場合や、植木鉢やプランターから土が流れ出た場合にも蓄積します。
落ち葉やごみが排水溝を塞ぐと、その手前へ砂が溜まりやすくなります。排水溝だけでなく、周囲の地面や植木鉢も確認してみてください。
排水溝に溜まった砂を掃除する方法を教えてください
見える位置にある砂は、ゴム手袋を着用し、スコップやちり取りで除去します。泥が固まっている場合は、40~50℃のお湯を少量流し、やわらかくなった部分を回収してください。また、砂を大量の水で奥へ押し流す方法は避けましょう。
排水溝の砂つまりを解消するのに専門の道具は必要ですか?
表面にある少量の砂であれば、スコップやちり取り、バケツ、ブラシなどで対応できます。
排水管の入口付近に泥や落ち葉が固まっている場合は、ワイヤー式パイプクリーナーも選択肢となるでしょう。もし、排水管の奥まで砂が入り込んでいる場合は、管内カメラや高圧洗浄などの専用機器が必要になる可能性があります。
排水溝を掃除するのに高圧洗浄機は有効ですか?
高圧洗浄は、排水管内に溜まった砂や泥を洗い流す方法として採用される場合があります。ただし、水圧やノズルの選択を誤ると、砂を奥へ押し込んだり、排水管を傷めたりするおそれがあります。
そのため、高圧洗浄機を自分で排水管へ差し込む作業は避けましょう。水道修理業者へ依頼し、排水管の材質や状態を確認したうえで作業してもらうと安心です。
排水溝に砂が溜まらないようにする方法を教えてください
排水溝の周囲を定期的に掃除し、砂を水で流さないことが基本です。
排水マスへカバーやフィルターを取り付けるほか、土が露出している場所へ砂利やタイルを敷く方法もあります。また、プランターには鉢底ネットを取り付け、排水溝から離れた場所へ置き場所を見直しましょう。雨のあとに排水状態を確認すると、砂が大量に溜まる前に対処しやすくなります。
排水溝の砂による水回りのトラブルならなごや水道職人へ
排水溝に溜まった砂は、家庭で用意できるお湯や洗剤では溶かせません。見える範囲の砂はスコップなどで取り除き、排水管の奥に入った砂は水道修理業者へ高圧洗浄や管内調査を依頼してください。
なごや水道職人では、名古屋市を中心に排水溝、排水管、排水マスなどのつまりに関するご相談を受け付けております。365日24時間、お問い合わせを受け付けており、現地で原因を確認したあと、作業内容とお見積もりを提示し、ご了承を得てから作業へ進む流れです。
見える砂を除去しても水が流れない、排水マスから水が溢れる、複数の排水設備で逆流するといった場合は無理に作業を進めず、なごや水道職人へご相談ください。
※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。
名古屋のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「なごや水道職人(名古屋水道職人)」
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