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水のコラム

ディスポーザーで生ごみの悩みは解決できる!交換タイミングも紹介【矢野】

2024年05月25日 キッチン


こんにちは、水道職人の矢野です。

ディスポーザーを使えば生ごみを出しに行く必要がなくなるということで、生ごみの問題を抱えている人からの支持を得てるディスポーザーですが、SGDsへの取り組みが呼びかけられる昨今、環境への配慮の面でも注目を集めています。

愛知県名古屋市の天白区では、市街地に成獣のサルが出没し、カラスと生ごみの取り合いをしていたという目撃情報があります。
ゴミ捨て場の生ごみを荒らす害獣はカラスだけではないため、生ごみの捨て方には十分な配慮が求められているでしょう。

環境問題への関心が高い人や、生ごみを漁る害獣に悩まされている人は、ディスポーザーを検討してみても良いかもしれません。

ディスポーザーとは

キッチンのシンク下に設置する生ごみ粉砕機のことを、「ディスポーザー」と呼びます。
通常、シンクに流した生ごみは排水管を通れずにつまりを起こしてしまうことが多いですが、ディスポーザーを設置している場合、ディスポーザーの内部にある粉砕刃(ブレード)によって細かく粉砕され、水で流すことが可能です。

ディスポーザーのメリット

ディスポーザーを設置することで、キッチンに生ごみ用のコーナーを設置する必要がなくなります。
キッチンの三角コーナーはヌメリを取り除くための掃除などが必要となるため、設置しなくなることで掃除の手間がなくなるでしょう。

また、ディスポーザーを設置することで生ごみを溜めることがなくなるため、害虫や悪臭に悩まされることがなくなります。
害虫と悪臭は、夏場や暑い季節には特に気を遣う問題のため、この悩みがなくなることにより、生活の快適度が上がるでしょう。

生ごみは水分が多いため、焼却には環境へ負担がかかり、ごみ焼却のための費用も増加してしまいます。
しかし、ディスポーザーを使うことで生ごみが減ると、環境への配慮も可能になるのです。
同時に生ごみを捨てるという手間が省けることや、生ごみがないことでカラスやサルなどの害獣が生ごみを漁ることがなくなることも、メリットになるでしょう。

ディスポーザーのデメリット

水道代や電気代、メンテナンスなど、光熱費やランニングコストがかかる面がデメリットとして挙げられます。

マンションなどの集合住宅にお住いの場合は、騒音問題が懸念されます。
ディスポーザーの中には粉砕時の作動音が大きいものがあるため、早朝や夜間の使用には適さないでしょう。

ディスポーザーは永久的に使える?

ディスポーザー本体の寿命は、設置後約7〜10年ほどだと言われています。
ディスポーザーに使われている部品にもそれぞれ寿命があり、寿命は約5年です。

振動音が以前よりも大きくなったや、排水がうまくいかずにつまることが増えたなどは、部品の不具合が発生している合図のため、交換を検討しましょう。
また、特にトラブルがないがない場合でも、設置後7年以上経過している場合には、ディスポーザーの急な破損などの大きなトラブルを避けるために、交換した方が良いでしょう。

ディスポーザーを設置・交換するときの注意点

ディスポーザーの設置・交換を検討するときは、必ずお住いの自治体のホームページを確認してください。
ディスポーザーの下水処理や設置に対しての考え方は、自治体ごとに異なります。

名古屋市では、日本下水道協会が定めた「下水道のためのディスポーザ排水処理システム性能基準」をクリアし、認証を受けた製品のみ設置が認められています。
参考:名古屋市上下水道局

集合住宅にお住いの人がディスポーザーの設置・交換をするときは、管理会社や大家に相談をしてください。
勝手に設置・交換をした場合、違約金などの大きな費用負担が発生する恐れがあります。

また、お住まいの集合住宅によっては、交換するメーカーの規定がある場合や、設置・交換に関する費用の規約がある場合があるでしょう。

住居形態問わず、ディスポーザーを交換する場合には、メーカーの変更が必要になることがあります。
これは、現在お使いのディスポーザーが廃盤になっており、後継品や部品がない、メーカーがディスポーザーの事業から撤退していることがあるためです。

ディスポーザーの選び方

ディスポーザー本体を選ぶ際には、「投入方法」「粉砕方法」「給水方法」を確認しましょう。

投入方法

ディスポーザーへの生ごみ投入方法には、「蓋スイッチ型」と「連続投入型」の2種類があります。

蓋スイッチ型は、水を流した後に蓋を閉じたときのみ作動するため、箸などの異物が混入することによる事故や故障のリスクが軽減されるでしょう。
日本でディスポーザーの製造をしているメーカーの多くは、蓋スイッチ型のディスポーザーを採用しています。

連続投入型はスイッチを入れた後、水を流しながら少量ずつ生ごみを入れると、生ごみが連続して粉砕されていく、海外製品で多く見られる投入方法です。

粉砕方法

ディスポーザーの粉砕豊富には、「ハンマーミル」「ブレードミル」「チェーンミル」の3種類があります。
ハンマーミルタイプが1番粉砕力が強く、静音性はチェーンミルタイプが高いです。

粉砕力の高さにより、ハンマーミルタイプが多くのメーカーで採用されています。
機種によっては静音性能が発達しているものもあるため、選ぶときは静音性も確認すると良いでしょう。

  • ハンマーミル:ハンマーですりつぶして粉砕
  • ブレードミル:回天刃で粉砕
  • チェーンミル:2本のチェーンで粉砕
給水方法

ディスポーザーの給水方法は、「手動給水」「全自動給水」「分岐自動給水」の3種類あります。

手動給水タイプは、キッチンの水栓を自分で操作する給水方法で、低コストで手軽に使うことができるでしょう。
ディスポーザー本体との接続がないため交換も簡単にできますが、水がシンクに飛び散りやすいです。

全自動給水タイプは、ディスポーザーに直結された水栓から自動で給水されるため、手動で水を出す手間が発生しません。
使用時にシンクに水が飛び散らないというメリットがありますが、交換にかかるコストは他のタイプよりも高くなることがあるでしょう。

分岐自動給水タイプは、ディスポーザーを使うときに自動で給水されます。
手動で水を出す必要がなく、設置後は自動で停止するまで手を加える必要がありませんが、水栓を対応できるものに換える必要があるでしょう。

ディスポーザーの設置・交換は業者へ依頼

ディスポーザーの設置・交換は自分ではできないため、業者に依頼をしましょう。

なごや水道職人では、ディスポーザーの設置・交換も承っております!
なごや水道職人は、安心の水道局指定工事店です。
豊富な知識を携えた水道のプロが、最寄りの現場まで最短30分で駆けつけます。

まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

四大都市圏である愛知県名古屋市は、猿などの害獣とは無縁の大都会でしたが、2024年5月現在、市内での猿の目撃情報が相次いでいます。
猿はカラス同様に生ごみを漁るため、生ごみの処理には注意が必要です。

生ごみが散らかされると、近隣に悪臭が広がったり、衛生面での懸念点が浮かぶでしょう。
また、ゴミ回収業者の回収業務にも支障を来します。

ディスポーザーを使えば生ごみが出ることを防ぐことができるため、生ごみの処理方法に悩みを抱えることはなくなるのではないでしょうか。

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