水のコラム
シャワーの水圧が弱くなる主な原因とは?対処法についても解説!
長年使ったシャワーヘッドからお湯がなかなか出てこない、水圧が明らかに弱くなったと感じるケースは少なくありません。水圧が弱いと、ストレスを感じてしまう方も多いでしょう。
この記事では、落ちてしまったシャワー水圧を上げるための対処法について解説していきます。日頃のシャワーのメンテナンスの参考にしてみてください。
シャワーの水圧が弱くなる主な原因
シャワーの水圧が弱くなる原因はさまざま考えられます。ここでは代表的な原因を一つずつ見ていきましょう。
■あらかじめ水圧調整されている
止水栓は、蛇口故障の際に水漏れが発生しないようにする役目があります。水漏れを避けるために水圧が制御されているのです。
蛇口のような水栓器具付近に止水栓が設置されています。商品の説明書を参照しながら水圧が調整されていないかどうか確認しましょう。
■給湯器の容量が不足
給湯器は、お湯を制御するのに必要不可欠です。使う湯量と比較して作られるお湯の量が少ないとシャワーの水圧も下がります。
ちなみに、作られる湯量は給湯器の号数で表示されます。たとえば、20号であれば「1分間に20リットルのお湯を使用可能」であることを示しています。また、給湯器が壊れているとお湯が出づらくなります。
■フィルター部が目詰まりしている
シャワーヘッドとホースの中間にはストレーナーというフィルターが付いており、目詰まりを起こしてしまうことがあります。ゴミを取り除くためのパーツですが、清掃を怠っているとゴミや水垢などが蓄積されてしまいます。
シャワーの水圧が弱い時の対処法
一度、水圧が弱くなってしまったら、まず水圧を上げる作業をしなければなりません。水圧を上げる方法はいくつかあります。代表的な対処法を解説します。
■シャワーヘッドの清掃
水圧を上げるために、まず取り掛かりたいのが、シャワーヘッドやフィルター部の清掃です。特別な準備をする必要はなく、自宅にあるものだけで簡単に清掃できます。
準備するものは「使用済み歯ブラシ」「風呂場用中世洗剤」「クエン酸か酢」「洗面器」「爪楊枝」です。
汚れをスッキリ落とすために、最初にシャワーヘッドを分解します。ホース部からヘッド部を切り離しましょう。この際、細かい部品が水に流れぬよう、細心の注意が必要です。構成されているパーツが多い場合は、取り扱い説明書を見ながら清掃するといいでしょう。
また、取り扱いメーカーのホームページにも取り扱い説明書や分解法がアップされています。万が一、分解が不可能なときは、無理矢理に分解はせずに、洗面器やバケツにお湯を張りその上で清掃しましょう。
フィルター部分に付いた汚れはブラシを使用して綺麗にしていきます。シャワーヘッドにある穴は、使い古しの歯ブラシに中性洗剤をつけ、洗っていきます。
さらに細かい汚れがあった場合、爪楊枝を使って取り除きます。
もし頑固な汚れがなかなか取れないときは、水を張った洗面器に大さじ1杯程のクエン酸を入れて、そこに1~2時間つけ置きしましょう。汚れが落ちやすくなります。
■シャワーヘッドの設定確認
ヘッド部分のみを交換するのも手段の一つです。昨今では手軽に水圧調整できるものも出回っています。
水圧シャワーヘッドは、シャワーから放出される水量を調節できる機能を備えています。ヘッドの大きさを変えたり、穴数の大きさを調節できたり、さまざまな機能を持っています。ホースで水を撒くとき、指で先端をすぼめると水の勢いが増すのと同じ要領です。水を多量に使用したりするときや節水の際にも役に立ちます。
もしも、出てくるお湯の量を減らしたいときには、穴部分を少なくするように調整します。シャワーヘッドの種類はたくさんありますが、水圧の強さを基準に選ぶときには、「低水圧用」となっているものがおすすめです。
このようなシャワーヘッドは、水が直線的に出るように設計されているので、しっかりとした水圧の強さを体感できます。他にも穴が少なく設計されているシャワーヘッドも水圧の強さという点で定評があります。取り付けについてもシンプルで、特別な道具を使用することなく自宅の浴室に設置できます。多くのシャワーヘッドが今使っているものを取り外し、代わりのものをはめ込むだけで作業が終わります。
■止水栓を調整する
止水栓を調整することで、シャワー水圧を変更することができます。調整をする前に、ご自宅の止水栓の場所を把握しておく必要があります。
一戸建て住宅の場合、自宅外にある水道メーターボックスの中に止水栓が設置されています。青色のフタがしてあり、それを開くと中に水道メーターとすぐ横にハンドルが設置されています。これがまさに止水栓です。
止水栓は左に回すことで水圧が増し、右に回すと水圧は緩くなります。もし、水道メーターボックスがないときは、自宅近くの自治体水道局に問い合わせしてみましょう。
マンションやアパートであれば、玄関付近に水道メーターボックスが設置されています。中身には先述と同様に、ハンドル式止水栓があるので、同じように調整します。調整方法も同じく左で水圧が増し、右で水圧が緩みます。屋内設置の自宅タイプによっては、浴室付近に止水栓が置かれているケースもあります。浴室の場合の止水栓は蛇口本体に付いていることがほとんどです。これを先述の要領で回すと水圧を上昇させられます。
■給湯器交換
給湯器の容量が不足している、もしくは故障している場合、給湯器を交換することで問題が解決できます。容量が不足している場合は、給湯器の号数が合っていない可能性が高いです。
まずは、自宅で使用している号数を調べましょう。ネットで簡単に確認できます。
水圧に改善が見られない場合は専門業者に連絡を!
もし先に紹介した対処法でも改善しないときは、水道専門業者を呼んで点検してもらいましょう。水道管の経年劣化や破損など素人ではなかなか対処しづらいケースもあります。
その場合は、迷わずに水道工事業者に連絡をしてきてもらうのが一番です。気になる作業費用の目安については、次のように考えておきましょう。
・蛇口コマパッキンの交換:1,000~1,500円
・パッキン部分の交換:4,000~5,000円
・止水栓の交換:1万2,000~2万5,000円
修理・交換費用以外に、出張料金や深夜割り増し料金がかかる場合もあるので注意してください。
専門業者を選ぶ際には、できる限り自宅付近の会社を選びましょう。近場の業者であれば、出張費用も安くなります。また、作業前には必ず作業内容の見積もりをとっておきましょう。
最近では、多くの専門業者が無料で見積もりを実施してくれています。いくつか候補業者を選び、比較しながら依頼してください。個々の専門業者の工事費用については、概算がホームページにも掲載されています。最初にホームページ上の料金案内を見て見当をつけておくのもおすすめです。
全国各地にはさまざまな水道業者が存在するので、水道関係で迷ったらまずインターネットで検索してみましょう。
まとめ
今回はシャワーの水圧について詳しく解説してきました。冬場、夏場に関わらず、爽快にシャワーを浴びたいと思っていても、チョロチョロとしか水が出ないようではストレスですよね。そんな事態を避けるためにも、シャワーからどのように水が運ばれてくるのかを理解しておくことは非常に大切です。
ぜひ今回の記事で紹介した水圧低下の原因やその対処法について、自宅でも参考にしながら点検してみてください。もし疑問点があれば、すぐに専門業者に問い合わせましょう。
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