水のコラム
お風呂の残り湯で洗濯しても大丈夫?雑菌のリスクと上手な使い方【水道職人:プロ】

お風呂の残り湯を、洗濯に使っているというご家庭も多いはず。
水道代の節約になりますし、日々かなりの量になるお風呂のお湯を、そのまま捨ててしまうのはもったいないものです。
一方で気になるのが衛生面の問題。
一日使った後のお湯で洗って、かえって汚れたり、菌がついたりしないものかと、ためらった経験のある方もいるのではないでしょうか。
せっかく洗ったのに生乾きのようなニオイが出たりすると、なおさら心配になりますよね。
ですが残り湯での洗濯は、使い方さえ押さえれば問題なく活用できます。
この記事では、残り湯にひそむ雑菌の話から、衛生面で気をつけたい正しい使い方まで、順を追って解説します。
お風呂の残り湯に雑菌はどれくらいいる?

まず気になるのが、残り湯には一体どのくらい雑菌がいるのか、という点。
お風呂のお湯には、入浴した人の体から出た皮脂や垢、汗などが溶け出しています。
これらは雑菌にとっては栄養分。
きれいに見えるお湯でも、入浴後の浴槽には、目に見えない菌がかなりの数存在しています。
さらにやっかいなのは、時間とともに菌が増殖していくこと。
入浴直後よりも、数時間後、一晩置いた後と、時間が経つほど菌の数は増えやすくなります。
ある調査では、一晩おいた残り湯では、入浴直後と比べて菌の数が約千倍にまで増えていたという例も報告されています。
もちろん、残り湯の状態は入浴人数や浴室の温度、汚れの量などによって変わりますが、時間が経つほど菌が増えやすいという点は覚えておきたいところですね。
とはいえ、残り湯は不衛生だから使えない、という話ではありません。
菌が増えやすいタイミングや衣類に菌を残さない使い方さえ知っておけば、残り湯は十分に活用できます。
残り湯を洗濯に使うときの正しい使い方

残り湯を上手に使うコツは、「洗い」と「すすぎ」での水の使い分けと、お湯の鮮度にあります。
押さえておきたいポイントを3つに分けて見ていきましょう。
残り湯は「洗い」に使う
洗濯の最初の「洗い」の工程では、洗剤の働きで、汚れと一緒に菌も落とされていきます。
この段階なら、多少菌を含む残り湯を使っても、洗剤がカバーしてくれるため問題になりにくいとされています。
お湯の使用量がいちばん多く、節水効果が大きいのもこの工程。
残り湯が最も活用できる場面といえます。
「すすぎ」は水道水を使う
一方、すすぎには水道水を使いましょう。
とくに最後のすすぎに残り湯を使うと、せっかく洗った衣類に、残り湯の菌や細かな汚れが再び移ってしまいかねません。
「洗いは残り湯、仕上げのすすぎは水道水」。
この使い分けが、衛生面を意識するうえでもっとも大切なポイントといえるでしょう。
残り湯はその日のうちに使う
菌は時間とともに増えるため、入浴後はできるだけ早く、その日のうちに使うのがベストです。
翌朝まで置いたお湯や、追い焚きで温め直したお湯は菌が増えやすいため、洗濯に回すのは避けておくのが無難でしょう。
残り湯洗濯で気をつけたいこと

基本的な使い方を押さえたうえで、さらに注意しておきたいポイントがいくつかありますので、そちらも押さえておきましょう。
肌に直接ふれる衣類は水道水がベスト
タオルや肌着、とくに赤ちゃんの衣類など、肌に直接ふれるものは、衛生面が気になる方も多いはず。
こうしたものは、「洗い」の段階から水道水で洗うか、すすぎを丁寧に複数回するなど、ふだんより気をつかってあげると安心です。
肌が敏感な方がいるご家庭では、無理に残り湯にこだわらず、ものによって使い分けるのがおすすめ。
入浴剤入りの残り湯は取扱説明書を確認
入浴剤を入れたあとの残り湯を洗濯に使えるかどうかは、製品によって変わります。
「洗濯にも使える」と明記されたものもあれば、色移りや生地への影響から洗濯を避けるよう案内しているものもあります。
使う前に、入浴剤のパッケージや取扱説明書を確認しておきましょう。
とくに、色の濃い入浴剤や硫黄成分を含むものはトラブルに繋がりやすいため注意が必要です。
残り湯の皮脂・垢は排水口つまりの一因にも
見落としがちですが、残り湯に含まれる皮脂や垢は、洗濯機の排水フィルターや排水口にも少しずつたまっていきます。
これが蓄積すると、フィルターの目づまりや、排水の流れが悪くなる原因になることも。
残り湯を使う場合は、洗濯後の排水フィルターもこまめにチェック・清掃しておくと、余計なトラブルへの発展を防ぎやすくなります。
残り湯洗濯は雑菌を抑える使い方でかしこく活用
お風呂の残り湯には、皮脂や垢などの汚れが含まれており、時間が経つほど雑菌も増えやすいもの。
ただし、使い方を押さえておけば、洗濯に活用することはじゅうぶん可能です。
ポイントは、残り湯を使うのは「洗い」の工程までにして、「すすぎ」には水道水を使うこと。
また、残り湯はできるだけその日のうちに使い、においやぬめりが気になる場合は無理に使わないようにしましょう。
また残り湯そのものがすぐに排水管トラブルにつながるわけではありませんが、洗濯や入浴で出た皮脂汚れ、石けんカス、髪の毛などは、排水口や排水管に少しずつたまっていくことがあります。
浴室や洗濯機まわりの排水の流れが悪い、水がたまりやすい、嫌なにおいがする、といった症状がある場合は、排水経路に汚れやつまりが発生しているのかもしれません。
「なごや水道職人」では、排水口や排水管のつまりをはじめとした水まわりのトラブルに柔軟に対応しています。
掃除をしても流れが戻らない、排水まわりの違和感が続いているという場合は、無理をせずお気軽にご相談ください。
※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。
名古屋のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「なごや水道職人(名古屋水道職人)」
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