水のコラム
便座が温まらないのは故障のサイン?修理前に試しておきたい解決方法【水道職人:プロ】
寒い朝、トイレに行って便座がヒヤッとすると、思わず身震いしてしまいますよね。
便座ヒーターは付けているはずなのに、もしかして壊れた…?
便座が温まらない原因としては、センサーの不具合や設定ミスなど、ちょっとした見落としが原因になっているケースも意外と多いんです。
この記事では、便座が温まらない原因とチェックしておきたいポイントから、買い替えが必要な場合の判断基準などについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
便座が温まらない原因とは?
寒い季節の心強い味方である便座ヒーターですが、必要な時に温まってくれていないと、トイレの快適さが一気に損なわれてしまいます。
まずは、便座が温まらない場合、どういった原因が考えられるのか確認しておきましょう。
経年劣化による不具合
便座ヒーターは電化製品の一部ですので、当然ながら寿命があります。
ウォシュレットやヒーター付き便座などの設備機器については、おおよそ5~10年程度で故障のリスクがぐっと高まります。
(国で定められた法定耐用年数は6年)
特に10年以上使用している便座などは、ヒーター部分が劣化して十分に温度が上がらなくなってしまうことも珍しくありません。
また、湿気の多い場所で長期間使用している場合、内部の配線や部品が錆びたり腐食することもあり、電気がうまく通らなくなることも。
電源プラグの不具合
実は「電気が通っていなかっただけ」という単純なトラブルも意外に少なくありません。
トイレの裏や奥まった部分に隠されていることが多いため、普段あまり目にすることは少ないですが、電源プラグや便座との接続部分を一度確認してみましょう。
電源プラグがしっかり差し込まれていなかったり、延長コードを使用している場合は接続部分にトラブルが起きているケースもあります。
センサーや設定による不具合
ヒーター付きの便座には人感センサーが搭載されているものが多いですが、このセンサーが汚れていたり接触が悪くなっているために、座ったことを認識できず、ヒーターが作動しないことがあります。
また、温度設定が「低」や「オフ」になっていないかも、念のため確認しておきましょう。
特に停電後や電源を抜き差しした後など、設定が初期状態に戻ってしまっていることがあります。
便座ヒーターのセルフチェックポイント
便座が温まらない…故障かな?と感じたときは、まずはあわてず原因を特定してみましょう。
自分でもすぐに対応できる簡単なチェックポイントをご紹介しますので、順番に確認してみてください。
電源プラグの確認
まずはメーカーを問わず確認しておきたいのが、電源プラグの状態です。
意外と見落としがちですが、掃除中や日常の使用で、プラグが緩んでいたり外れてしまうことがありますので、改めてしっかり差さっているか確認しておきましょう。
着座センサーの確認
着座センサーが誤作動しているために、便座のヒーター機能がうまく起動していない可能性があります。
代表的なメーカー製の場合、センサーが便座ふたの根元にあるタイプと、便座サイドのリモコンアーム部にあるタイプの2種類に分けられるかと思います。
ご自宅のトイレのセンサーがどこにあるのか、まずは場所を把握しておきましょう。
厚手の便座カバーを使っている場合や、飛沫などによる汚れが原因で、センサーを遮ってしまっている可能性があります。
一度カバーを取って清掃するなどして、便座機能がきちんと作動するかどうか確認してみてください。
温度設定の見直し
便座の温度設定が「低」や「オフ」になっていると、当然ながら温度が上がるはずはありません。
停電や電源を抜き差しした際に、設定がリセットされる場合もありますので、今一度設定状態を確認してみましょう。
また、メーカーによってはエコモードが有効になっている場合、ヒーターが控えめに作動することがあるため、一度オフにしてみた上で温度の確認をしてみてください。
便座を再起動してみる
色々確認したものの、便座ヒーターがうまく作動しない時は、一度電源プラグを抜いて再起動してみることで改善するケースがあります。
ヒーター付き便座も電子機器ですので起動し続けていると不具合が起きる可能性も十分あります。
一旦電源を落とし、しばらく時間を置いた後に再度電源を入れなおしてみてください。
便座ヒーターの修理・交換の判断基準は?
便座が温まらなくなってしまった場合、修理を依頼するのか、はたまた買い替えが必要なのか…自分で判断するのはなかなか難しいものですよね。
ここでは、便座の寿命や劣化のサイン、修理が困難かどうかの判断基準についてわかりやすく解説したいと思います。
便座の寿命と劣化サイン
トイレの使用頻度や環境にもよりますが、経年劣化による便座ヒーターの不具合の場合は、修理対応が難しく交換の必要があるかもしれません。
冒頭でも軽く記載しましたが、一般的にヒーター付き便座などの設備寿命は5~10年程度と言われています。
・温度設定を変えても温かさを感じない
・ヒーターが付いたり切れたりする
・外装にひび割れや変色が見られる
こういった症状が見られた場合には、費用とも相談しながら交換を検討してみることをおすすめします。
修理が難しい場合の対応策
現在使用している便座が古い機種だったり、保証期間が切れている場合、修理費用が新しい便座の購入価格を上回るケースも少なくありません。
また、部品が製造中止となり、交換が不可能な場合もあります。
さらに、古い便座はエネルギー効率が低いために、電気代が無駄にかかってしまっていることも。
特に冬場の使用が多いご家庭では、買い替えを検討する方が経済的な可能性も高いです。
便座交換時のポイント
最新の便座に交換するとなった場合、使用者のニーズやライフスタイルに合った製品を選ぶことが大切です。
例えば、家族の人数が多いご家庭で使用する場合は、操作が簡単で耐久性のあるモデルがおすすめです。
一方で、一人暮らしのご家庭などでシンプルな機能を求める場合は、基本的な機能に絞ったコスパ重視の便座が適しているでしょう。
最近では取り扱っているメーカー数も豊富にあり、選べる選択肢がかなり増えました。
そのため、いざ交換しようと思ってもどれを選べばよいかわからず、二の足を踏んでしまうという方もよくいらっしゃいます。
そんな方はぜひ一度、私たち「なごや水道職人」にご相談ください。
便座の交換作業はもちろんのこと。
どういった機種が適しているのか、最近人気があるのはどういった機種なのかなど、製品選びに関してもご納得行くまでお手伝いさせていただきます。
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便座が温まらないなどのトラブルや、古い便座の交換をお考えの方は、ぜひ「なごや水道職人」にご相談ください!
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