水のコラム
水漏れの原因はどこから?水周り別に症状と対処法を解説!
住宅内や敷地など、さまざまな場所に設置された水周り。住宅内の水周りであれば、目視や音などによって水漏れを確認できますが、敷地にある水周りであれば外に出て調べなければなりません。
水漏れを放置すると使用できる水が無駄になるほか水道料金が高くなるなど、近年の光熱費高騰においては、大きな出費につながると言えるでしょう。
本記事では、水漏れの原因を特定するため、水周り別で確認したいチェックポイントと症状、漏水調査の概要や費用相場などについてご紹介します。水漏れにいち早く気付き、早急に対処するためにもぜひ本記事を活用してくださいね。
水周り別!水漏れで見られる症状
ここでは水周り別でチェックしたい場所と、その際に見られる症状についてご紹介します。「もしかして水漏れ?」と感じるときは、ぜひ各項目に沿ってチェックしましょう。
トイレ(トイレタンク)
タンクや便器内など、常に水が溜まっているトイレは、使い方や経年劣化などによって水漏れしやすい場所の一つ。主なチェックポイントは以下の3つです。
・トイレタンク
・給水管とタンクのつなぎ目
・便器
常に水が溜まるトイレだからこそ、トイレタンクや便器はくまなくチェックしましょう。また、給水管とタンクのつなぎ目は、災害や使い方などによって劣化したり、破損したりしやすい場所なので、細かくチェックしましょう。
・症状
トイレで水漏れが起きたときは、便器下やタンク下、給水管とタンクのつなぎ目の下に水漏れが確認できます。水漏れに気付かず長時間経過した場合は、床が水浸しになることもあるため、きれいに拭き取ってから各所チェックしましょう。
お風呂場
お風呂場には蛇口やシャワーなどが取り付けられているほか、ユニットバスであればトイレと一緒になったタイプもあり、トイレなども確認する必要があります。
・症状
蛇口からの水漏れはぽたぽたと水滴が落ちたり、じわじわと漏れたりといった症状が見られます。
ハンドルレバーがきつくしまっているかを確認後、それでも水が滴る・じわじわと漏れる場合は、蛇口本体の故障が考えられます。メーカーや型番などを確認のうえ、自分で交換しましょう。
シャワーヘッドから水が漏れるときも蛇口の点検作業と同様、蛇口ハンドルが閉まっているかを確認してください。それでも水が漏れるようなら、蛇口本体の異常が考えられるため、蛇口本体の交換を検討しましょう。
シンク・洗面台
台所のシンクや洗面台から水漏れがする場合は、主に蛇口の異常が原因です。蛇口ハンドルがきつくしまっているかを確認し、しっかりと閉まっているのであれば、蛇口本体の交換を検討しましょう。
・症状
シンクや洗面台に取り付けられた蛇口による水漏れは、泡沫キャップを伝った水が溜まり、ぽたぽたと滴り落ちるのが特徴です。なお、洗面台の蛇口交換を検討する際は、洗面台と一体型ではないかを確認しましょう。
一体型だと洗面台をまるごと交換しなければなりません。戸建ての場合は住宅を建てた業者やリフォーム会社、賃貸であれば大家や管理会社に問い合わせると良いでしょう。
屋外水栓
戸建てであれば、敷地内にガレージなどがあり、屋外水栓を取り付けていることが多いはず。この屋外水栓も、経年劣化や災害などさまざまな理由によって破損する場合があります。
ほかにも、給湯器が外付けの場合は、給湯器周りの給水管や排水管が取り付けられています。凍結や吹きさらしによる劣化などによって破損するケースも多いため、合わせて確認すると良いでしょう。
・症状
ガレージなどに取り付けられた水栓も、蛇口タイプであればぽたぽたと水が滴るといった症状が見られます。給湯器周りの給水管や排水管であれば、じわじわと水が広がるような症状です。
いずれも目視で確認できるので細かくチェックしましょう。蛇口であれば新しい物へと交換、給湯器周りの給水管や排水管であれば、応急処置を行ったあとに水道業者へ点検・修理の連絡を行いましょう。
異音が確認できる場所
住宅内や敷地内などの各水周りや、壁・床下・天井から異音がする場合は、目視では確認できない場所に取り付けられた排水管や給水管などで、水漏れが起きている可能性があります。
・症状
この場合は壁や天井に水が浸透し、腐食したり変色したりといったほか、住宅がカビ臭くなるなどの症状が見られます。
賃貸住宅やマンションであれば、上の階に住む人が水漏れを引き起こしている可能性もあるため、発見に気付いたら早急に大家や管理会社に連絡するよう努めましょう。
水漏れが確認できた場合の対処法
水漏れの発生場所によっては、自分で応急処置することも可能です。ここでは水漏れ時に取り入れてほしい対処法をご紹介します。
まずは「止水栓」を閉めよう
水漏れに気付いたときは、できるだけ早いうちに水漏れ箇所の周りにある止水栓を閉めてください。マイナスドライバーで開閉するタイプのほか、左右にひねることで開閉するタイプなどが確認できるので、止水栓のタイプに合わせて操作しましょう。
防水テープなどで「応急処置」をしよう
水漏れに気付いたら、水漏れ用の防水テープを巻き付けましょう。防水効果のあるテープなので、蛇口やシャワーホース、給水管など水に触れやすい部分の水周りも速やかに応急処置が可能です。100円均一やホームセンターなどに行くと、110円~1,000円ほどの価格で購入できます。
水道業者に点検を依頼しよう
止水栓を閉めて応急処置をしたら、水道業者に点検を依頼しましょう。水道業者に依頼すると修理費用がかかりますが、DIYに不慣れな方が無理に直そうとすると、被害がさらに大きくなる可能性があります。具体的な費用が知りたい方は、直接水道業者に価格を問い合わせると安心です。
詳しい場所が特定でき名場合は「漏水調査」を検討しよう
水漏れする場所を特定できなかった場合は、水道業者による「漏水調査」を検討しましょう。漏水調査は主に4種類あります。
・路面音聴調査
・計量工法
・相関式漏水調査
・埋設管露出部音聴調査
一般的には音調調査を行いますが、住宅の状況や水漏れの症状によっては、より高度な機械を用いて調査することがあります。
漏水調査の費用相場
漏水調査の費用相場は以下のとおりです。
音調調査の場合:10,000円~20,000円程度
探知機を用いた調査の場合:15,000円~20,000円
水漏れの可能性がある場所によっては、漏水調査で使う道具・機械などが異なります。そのため、記載した価格よりも高くなることがあります。
水周りを確認したのに原因が特定できず、水道料金だけが高くなる場合は、最寄りの水道業者にその点も含めて問い合わせ、漏水調査の依頼を進めましょう。
安心できる水道業者の選び方
安心できる水道業者を選ぶには、以下6つのポイントを軸に検討しましょう。
・アフターフォローの有無
・費用相場は妥当か
・水道局指定工事店か
・無料見積もりはあるか
・実績の公開
・口コミや評価
なかでもとくに重要なポイントとして“水道局指定工事店か”があります。水道局指定工事店とは、国が定める法律や法令に沿った施工を適切にクリアし、市区町村の水道局に認定された業者のことです。
水道局からの水道トラブルにも対応することが多く、信頼できる業者と言えます。安心して任せられる業者を選ぶ際は、水道局指定工事店かを確認するよう意識しましょう。
まとめ
本記事では水漏れの場所を速やかに確認するため、水周り別でチェックしたいポイントと症状についてご紹介しました。DIYの経験が豊富で、部品交換などを行ったことがある場合は、メーカーや型番を控えたうえで交換すると、修理費用を最小限に抑えられるでしょう。
DIYの経験がなく、交換作業に不安がある場合は、本記事内でご紹介した水道業者選びのポイントを軸に検討を進めましょう。
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