水のコラム
水道メーターの仕組みとは?水周りから水漏れに気付く方法を解説
戸建てやマンション、集合住宅やビルなどには、必ず水道メーターが取り付けられています。住宅やビルなどによって、水道メーターの設置場所は違いますが、水周りがある場所には水道メーターがあり、水の使用量を計測したり、非常時では元栓を閉めたりするのに使用します。
本記事では、水道メーターの仕組みについてご紹介します。水道メーターの仕組みを理解すると、住宅内外の水漏れに早く気付くこともできるので、ぜひ本記事を今後の生活に役立ててくださいね。
住宅内外の水漏れは「水道メーター」で確認できる
水道メーターは「量水器」と呼ばれるもので、水周りのある住宅やビルなどにごく当たり前に設置されています。水道料を計測し水道料金を算出するほか、元栓が取り付けられているため、災害時などに水のトラブルが起きないよう、止水する際などにも使います。
そんなさまざまな役割を担う水道メーターですが、仕組みを押さえておけば、住宅内外の水漏れに早く気付くことも可能です。ここでは知っているようで知らない水道メーターの仕組みについてご紹介します。
水道メーターの仕組み
水道メーターには大きく分けて5つの種類があります。
・接線流羽根車式水道メーター
・軸流羽根車式水道メーター(ウォルトマン式)
・容積流量計水道メーター
・直読式水道メーター
・電子遠隔式水道メーター
最もポピュラーな水道メーターは「接線流羽根車式水道メーター」で、羽根車に対して直角に水が噴射すると、羽根車が回転する仕組みです。この羽根車の回転数によって機械が流量換算をし、水道料金を算出する構造になっています。
軸流羽根車式水道メーター(ウォルトマン式)は、メーターの水流が羽根車の回転軸方向に作動する仕組みのものを指し、たくさん水を使用する場所に取り付けられています。
容積流量計水道メーターは、メーターの計量部分に水を溜めて、使用量を算出する仕組みの水道メーターです。構造がやや雑であり、そのうえ高価なものであったため、近年ではあまり見かけません。
直読式水道メーターは、検査員が直接水道メーターを目視で確認する構造のものです。メーターや部品の劣化がわかりやすい一方で、確認に手間がかかるといった特徴があります。
電子遠隔式水道メーターは、水道メーターから直接ケーブルを伸ばし、別の場所にカウンターを取り付けられる構造です。水道メーターを見に出掛けなくても検針できるため、大型商業施設に取り付けられています。
・水道メーター内部の仕組みと水漏れの確認方法
水道メーター内部の仕組みは主に以下のような部品によって作動しています。
・立方メートル計
・リットル計
・パイロット
立方メートル計に「5」と記載があれば、5立方メートル=5,000リットルと判断します。パイロットは水を使用すると回転する仕組みです。水周りで水を使用していないのに、このパイロットが回転する場合は、水漏れが起きていると判断できます。
水漏れ場所の確認ができない場合は「漏水調査」を検討しよう
各水周りや水道メーターを確認しても水漏れ場所の特定ができない場合は、壁裏や床下、天井裏などに取り付けられた排水管・水道管・給水管などで水漏れが起きている可能性があります。
これらの場所の水漏れは、自分で特定・修理することはできないため、各水道業者で実施する「漏水調査」の検討を進めましょう。
漏水調査の概要
漏水調査とは、専用の道具を使って水漏れ場所を特定することを指し、4つの方法によって行われます。
・計量工法
・路面音聴調査
・埋設管露出部音聴調査
・相関式漏水調査
計量工法は、さまざまな機械・道具を使って水圧や水流を計測するものです。人の耳に頼る方法ではないため、正確な調査が行えます。路面音聴調査とは音調棒や電子温調器などの道具を使って、地面に伝う漏水音を調査することです。
漏水探知機を使って漏水音そのものを大きくして聞き取ることから、作業員が耳を使って細かく調査します。
埋設管露出部音聴調査は、水漏れを確認した土地の弁栓から漏水音を感知する方法です。蛇口やバルブ、止水栓を含む各水周りを対象とするため、敷地内外の水漏れも探知できます。
相関式漏水調査は、作業員の聴覚に頼らず機械を使って水漏れ箇所を見つける方法です。水漏れの対象となる2点の間にセンサーを設置して漏水音をキャッチします。漏水音が伝わる時間差から、水漏れの場所を特定する仕組みです。
漏水調査の費用相場
漏水調査の費用相場は以下のとおりです。
音調調査:10,000円~20,000円程度
探知機を用いた調査:15,000円~20,000円
なお、漏水調査の内容や用いる道具・機械などによっては、さらに高額になります。高性能な機械などを用いた場合は、その購入代金なども上乗せされることから、音調調査よりも高くなると考えられます。
壁や床下、天井から異音がしたり水漏れが見つかったりしたときは、異音や水漏れの現状と合わせて、漏水調査の種類と費用について問い合わせてみると良いでしょう。
水漏れが起きた場合の応急処置
住宅内外の水周りなど、水漏れを目視で確認できる場合は、応急処置を取り入れてください。そのまま放置すると床材や壁、天井などが水浸しになり、カビの発生や腐食の原因につながります。ここでは水漏れが起きた場合の応急処置として3つご紹介します。
水漏れ部分にタオルを巻く
各水周りから水漏れに気付いたときは、水漏れしていると思われる部分にタオルを巻きましょう。タオルを巻いた際は、ビニールテープなどを貼り付けておけば、排水管や給水管など、設置場所を問わず応急処置できるでしょう。
防水テープを使って補修する
100円均一やホームセンターでは、水漏れ用の防水テープが販売されています。防水効果のあるテープであることから、頻繁に使う蛇口やシャワーホースなどで起きた水漏れの応急処置に最適です。
価格は110円~1,000円ほどなので、最寄りの100円均一やホームセンターで探してみると良いでしょう。
水周りの止水栓を閉める
各水周りの水漏れ部分に応急処置を施したら、次は水漏れする部分の止水栓を閉めましょう。マイナスドライバーで開閉するタイプや、左右にひねることで開閉するタイプなどが取り付けられているので、止水栓のタイプに合わせて操作し給水を止めましょう。
水漏れが起きたら 水道業者選びのポイント
水漏れが起きたら、できる限り水道業者に点検や修理を依頼するのがマスト。場所や部品によっては自分で交換することも可能ですが、DIYに不慣れな方であれば現在のトラブルをさらに拡大させてしまう可能性もあります。水道業者選びでは以下4つのポイントを軸に検討を進めましょう。
・水道局指定工事店かどうか
・アフターフォロー
・価格設定
・支払い方法の充実度
信頼できる業者を選ぶ際は、水道局指定工事店かどうかを確認しましょう。水道局指定工事店とは、法律や法令によって定められた施工が適切にできると認定された業者のことです。水道局や国が認定した業者であるため、信頼できる業者と判断して良いでしょう。
そのほか、アフターフォローの有無や価格設定に違和感がないかなどもチェックしましょう。アフターフォローがあれば、修理後のトラブルであっても無償・格安の費用で対応する場合があります。
安い価格の修理費用であっても、何度も支払えば大きな出費につながります。そういった意味でもアフターフォローの有無については、確認するよう心がけましょう。
まとめ
本記事では水道メーターの仕組みや、水漏れ時の応急処置方法、水漏れ時に参考にしてほしい水道業者選びのポイントについてご紹介しました。
毎日使う水周りだからこそ、水漏れが起きるとつい慌ててしまいますよね。いつどんなときに水漏れが起きても冷静に対応できるよう、本記事でまとめた情報を活用してください。
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